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『あなたの子供を辞めました』 中井宏美

先週、24日の土曜日、偶然つけたテレビで気になる番組をやっていた。

NHK大阪放送局制作 『もしも明日… 我が子に虐待を始めたら』 
内容はこちら→もしも明日…我が子に虐待を始めたら TVでた蔵(TV DATA ZOO)より

誰もが虐待したくて子供を産んだはずがないのに、どうして我が子に手を挙げてしまうのか…
実際に我が子に虐待をしてしまった母親、虐待なんて信じられない母親、子供の頃虐待を受けていた女性、などゲストも交えていろんな意見が出ていた。


それを見ながら、この前読んだ本の事を思い出しました。

あなたの子供を辞めましたあなたの子供を辞めました
(2011/08/11)
中井 宏美

商品詳細を見る
 
母親から虐待され続けていても、愛される子にならねばという呪縛……。幼いころから、母親に殴られ、罵倒され、自殺しろとまで言われてきた著者。それでも、愛されないのは自分が悪いからだと思いこみ、悩み葛藤した地獄のような日々を過ごす。やがて、成長し、家をでても、いつまでも追いかけてくるトラウマは彼女の人生を蝕んでいく。そんな少女が見つけた“絶縁”という希望。今もどこかで起きている悲劇! 被虐者たちへ贈る感動と救いの実話。(マガジンハウスHPより)

読みながら、これが実話なのかと思うほど凄まじい虐待の数々。

対人関係が苦手で、周りの目をいつも気にしている母。
そのストレスのはけ口が常に長女の著者に向う。
何をしても全てを否定する母。
母自身、辛い過去があったのだと聞く。
だからといって、虐待をしていい理由にはならない。

母親の呪縛から逃れるためにできること。
それは『絶縁』。
母親と縁を切ること。

思った以上に絶縁をしている人が多いことに驚いた。
サイトには似たような書き込みが何件もあるそうだ。
でも、自分から親との絶縁を踏み切るのはかなりの覚悟がいるだろう。
どんな人間でも、親は親だからだ。
著者もギリギリまで、母親は自分を受け入れてくれるのではないかと儚い希望を持っていたから。

今、彼女は結婚し、幸せかどうかはわからないが生活している。
母親から届いた最後の手紙には、謝罪の言葉が綴られていた。
しかし、著者はこれが彼女の本心からではない事を感じ取っていた。
なぜなら、手紙の中で著者名義の多額の貯金があるから通帳を取りに帰るよう書かれてあったからだ。
調べてみたところ、確かに彼女名義の通帳はあったが、言われていた金額には程遠い額の貯金しか入ってなかった。

小説なら、ここで親子が理解し合い仲直りしてハッピーエンドになりそうなものなんですが、やはり現実はそんなに甘くないと言うことなんでしょう。
この本の“あとがき”に、親と絶縁するための心構えが箇条書きされていた。
 1.貯金をすること・・・お金がなければ何もできない
 2.家を出ること・・・親元にいればいつまでたっても逃げられない
 3.仕事を持つこと・・・社会のルールが学べる
 4.親と“対決”すること・・・親を客観的に見られ、親に対する思いが変わる
 5.結婚する・・・自分の経験を反面教師にする

虐待はどこかで誰かが止めなくてはいけない。
子どもだからって、何をしても良い訳じゃない。
子どもほど傷付きやすく、いつまでたっても心の傷が癒えないのだ。
それは、我々大人の責任でもある。


                      by 蜩
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新生姜と無花果。

昨日、旦那の知り合いから、採れたての新生姜無花果(いちじく)を頂いた。

新生姜
(無花果はつぶれていたので映像はありません)

毎年頂いているのですが、頂いた方に申し訳ないなと思いつつも無駄にしていました。
無駄にする根本的な理由があるのです。
私、どちらもあまり好きではない。
それに、料理の仕方が今一つわからないのです。(T_T)

昨日はたまたま旦那がその知り合いと飲みに行ったので、夕飯がいらなかったということと、次の日私が休みだということが重なり、これは何かしなくてはいけないなと奮起したのでした。

ネットでいろいろ検索していくと…
新生姜はお寿司屋さんで出るガリ=甘酢漬けにしようと。
でも、あまりにたくさんいただいたので(約1kg)、あとは生姜シロップに挑戦することにしました。
これは、仲良くさせていただいている“アンパンウーマンさん”のブログで拝見してから是非やってみたかったのです。
無花果は、無難にジャムにします。

まずは
《新生姜の甘酢漬け》
①生姜を洗って汚れを取り、皮は堅い所だけ剥き、繊維に沿って薄切りにし水にしばらくさらす。(薄切りはスライサーを使いました)
②その間に甘酢を作ります。
今回はお酢をリンゴ酢にして、爽やかな風味にしようと思いました。
リンゴ酢+砂糖+塩をよく混ぜておく。
③鍋に湯を沸騰させ、水気を切った生姜の薄切りを入れ、再び沸騰したら火を止め、ざるに上げ冷ます。
④荒熱が取れたら、甘酢を合わせる。


新生姜 甘酢漬け

新生姜はほんのりピンク色に出来上がるんです。
味はまだ馴染んでないので、しばらく冷蔵庫でおやすみ。

次の日になって、
《新生姜シロップ》 
アンパンウーマンさんの作り方にしようとしたのですが、量が多かったので違うレシピでやってみました。
①生姜は皮を剥かず、薄切りにする。赤い部分も一緒にボウルに入れて同量の砂糖を混ぜてなじませ、そのまま30分以上おいておく。
新生姜 シロップ

↑これが、こうなる↓ ホントにすっごく水分が出るんです!

新生姜 シロップ2

②自然に水分が出てきたらそのまま鍋に移し、加熱する。初めは中火、煮立ってきたら弱火にして灰汁を取りながら約30分煮詰める。
③火を止めて、レモン汁1個分を加えてそのまま冷ます。


新生姜 シロップ24

レモン汁を入れるとピンク色になります。
④冷めたら濾してシロップと生姜に分ける。

新生姜 シロップ3

シロップはソーダで割ったり、紅茶に入れたり。
残った生姜は佃煮にしてもいいと書かれてたのですが、私はこれを紅茶に入れて一緒に食べるのが気に入ってます。

最後に
《無花果ジャム》 
①無花果は洗って皮を剥き、1㎝幅の輪切りにする。
②鍋に無花果と砂糖、レモン汁、水、白ワインを入れ強火で加熱する。


イチジクジャム

③沸騰してきたら灰汁を取りながら透き通るまで中火で煮詰める。
約20分煮詰めると書いてあったんですが、実際、きれいに透き通って照りが出るまで、2時間弱かかりました。
ずっと、付いて混ぜ混ぜしてました。疲れた…

イチジクジャム3

早速できたてをいただきます。

イチジクジャム2

色は茜色?イチゴジャムよりオレンジがかった赤です。
味は、自分で言うのも何ですが、
むっちゃオイシイィ~!!
元々、ジャム嫌いの私が食べられるのだからハンパなく美味しいです。
甘さ控えめで酸味がよく効いています。
やっぱり、自分で作ったのは味の調節ができるからいいわぁ~

今年は二つとも無駄にしないで済みました。
美味しい保存食も3品できたし、良かった良かった。(*^_^*)


                       by 蜩

料理は苦手なんですが、こういったただ待つだけでできる保存食って楽しいかも!?

『第二音楽室ーSchool and Music』  佐藤多佳子

学生時代の音楽って、大人になっても忘れられない思い出になっている気がします。

今でも忘れられない思い出。
中学の頃、音楽室がある特別校舎に放課後行った時、聴き覚えのあるメロディが耳に入ってきた。
その頃大好きだった“ビリーバンバン”の『さよならをするために』。
しかし、それは歌声でなくピアノとフルートのアンサンブル。
思わず立ち尽くし、しばし聴き入ってしまった。
恐る恐る音楽室の中を覗いてみると…
音楽教師であるK子先生(ピアノ)となぜか英語教師のA先生(男、フルート)。
異色の取り合わせに二度ビックリ。
だけどあの美しくちょっと物悲しい音色は今も忘れられません。

さて、本の紹介。

第二音楽室―School and Music第二音楽室―School and Music
(2010/11)
佐藤 多佳子

商品詳細を見る


以前紹介した『聖夜』と同じ“School annd Music”シリーズの第一弾。
ノスタルジィの匂い漂う音楽を巡る物語の4人の語り手は少女たち。
表題作は、鼓笛隊のおちこぼれ組が過ごした短くて幸福な夢みたいな時間のスケッチ。他初恋以前の気分が甘酸っぱい「デュエット」、リコーダーアンサンブルのハーモニーの美しさを封じ込めた「FOUR」、軽音部の繊細な友情を鮮やかに描く「裸樹」と傑作揃いのカルテットとなりました。


小学校から中学、高校と多感な時期を学校で過ごす若者たち。
友情や恋心はもちろん、仲間はずれや苦手意識に敏感で、どうしょうもなく自分がダメな人間だと思い込んでしまう。
人と比べて落ち込んで、でも、自分のやっていることには自信を持ちたい。
矛盾した思考の中で、それでも彼、彼女たちは成長していく。
泣いて、笑って、ケンカしても、仲間と一緒に作り上げたものは、何にも代えられない素敵なもの。

「若いっていいなぁ~」
これが読後の第一声。

特に『裸樹』は感情移入してしまいました。
中二の春に些細なことで仲間からはじかれ、クラスからもはじかれ心がこわれてしまったウチは、公園でひとりの女の人に出会った。
歌とアコースティック・ギター『裸樹』という曲に涙が止まらなかった。
どうしても自分の手で『裸樹』をアコギで弾きたいウチは、インディーズである“らじゅ”のスコアが手に入らないことを知る。
自分で勝手にコードを考えて弾いていたけど自身がない。
公園で出会った女性が弾いていたコードがどうしても知りたかった。

中学はあれから通えなくなってしまったけれど、誰も知っている人のいない高校に入学し、軽音部ではバンドを組んだ。
メンバーは初心者ばかりで、学祭の練習もいい加減。
でも、リーダー格のふたりを怒らせないように、進んで道化役を買って出たウチは、精神的にかなりキツイ毎日を過ごしている。
仲間を怒らせることは、中学の頃の悪夢をよみがえらせることと、異常なまでに言動には気を付けているから。
しかし、下手ながらもギターの経験者なので先輩から見ると他のメンバーとの違いが歴然としてくる。
それを他のメンバーにばれてしまい、気まずい雰囲気になり一時バンドは休止になった。
先輩のバンドに引き抜かれたウチは部室で、あの公園で『裸樹』を歌っていた女性に出会った。
なんと、同じ高校の先輩だったのだ、しかも軽音部の幽霊部員。
いろいろ影での噂が絶えない彼女は、誰をも寄せ付けないオーラを出していたが、ギターのスコアを知りたいウチは勇気を振り絞って聞いてみた。
が、そこにバンドの先輩が現れ彼女はいつの間にかいなくなってしまった。
ある日、軽音部の顧問から手渡された封筒に入っていたものは…


誰かが歌っていた曲が、その時、妙に心に沁み込んで思わず涙が出たってこと、ありませんか?
私はたまにストリートで歌ってる人達の曲に心を持って行かれることがあります。
生の歌声って、どうしてすーっと心に入り込むんでしょうか。

楽器ができる人を私は無条件で尊敬します。
私自身、一応アコギを持ってはいるのですが、高校の頃に自己流でちょっとやってすぐに挫折してしまったので弾けないのと同じです。
この本を読んでいると、何か楽器をやりたくなります。
出てくるのは、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)、リコーダー、ギター(あと、コーラスもありますが)。
どれも学生の時に、一度は触れているはずの身近なもの。
自分はどれも並以上になれなかった悔しい想いがあったので、余計に羨ましかっただけかもしれませんがね。


                        by 蜩


『これは 本』 It’s a Book 

久しぶりの絵本紹介。

これは本これは本
(2011/04)
レイン スミス

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パソコンが得意なロバくんと、本が大好きなサルくん。
本を知らないロバくんは、サルくんに本の使い方をたずねます。
本の良さって? アナログでもデジタルでも本が読める時代。
レイン・スミスが絶妙なスパイスをきかせながら、シンプルに
問いかけます。


すごくシンプルなタイトル。
中身も至ってシンプル。
ロバくんが本を読んでいるサルくんに、本について問いかけます?
「どうやってスクロールするの?」「マウスはどこ?」等々…
その度にサルくんはちょっと困った顔をして、
「・・・・・これは本だから」と返していく。
何もできない本の事をちょっとバカにしてたロバくんですが…

サルくんの表情がとってもユニーク。
本好きの人にはサルくんの気持ちがよくわかると思います。
冗談のような話なんですが、これから数年も経てば、ロバくんみたいな子どもがどんどん出てくるんじゃないですかね。
ちょっと心配ですけど。
本の楽しさは、自分で物語の世界に入れること。
映像がない分、想像の世界が広がりますから。
この楽しさを忘れてほしくないですね。
子どもも、大人も。


                          by 蜩

京都へ ~『GATE7』の旅~

9月10日の土曜日、黒猫と一緒に

“ぶらり京都の旅”に行ってきました。ヽ(^o^)丿
京都までは自宅から2時間弱で着くので、お気軽日帰り旅行にはうってつけなんです。

そして、今回のテーマは “『GATE7』をめぐる旅” 

『GATE7』とは…
GATE7 1 (ジャンプコミックス)GATE7 1 (ジャンプコミックス)
(2011/06/03)
CLAMP

商品詳細を見る

京都に憧れる普通の高校生・高本致佳人は、初京都旅行中、謎の異界に入り込んでしまい、異形と戦うはな、桜、橘の三人と遭遇する。致佳人を警戒する桜と橘だったが、はなが思わぬ行動に…!? 彼らとの出会いが致佳人を、波乱の運命に巻き込んで行く!
大好きなマンガ家、CLAMPさんの作品で、現在ジャンプスクエアに連載中。
この話、舞台が京都なんです。
しかも、戦国武将の名前が出てくるし、京都の名所や美味しいお店もいろいろでてくる!
コミックはまだ1巻しか出てないので、この中から今回は数か所を絞って巡ってみました。
それとこれに、行きたかった所もプラスしてます。(*^^)v


黒猫は自分の家からなので、中間地点の大阪梅田で9時30分に待ち合わせ。
阪急電車に乗っていざ京都へ!

阪急電車河原町駅に着いたのが10時過ぎ。
まずは近くから散策。
てくてく歩いて、先斗町めぐり
補修済み
朝の先斗町はまた違う味わいがあります。
打ち水がしてあって、涼しげな雰囲気。本当に涼しいんです。
歩いていると、後ろから舞妓さんが!\(◎o◎)/!
さすがに写真は撮りませんでしたが、この先にある先斗町歌舞練場へお稽古に行かれるんでしょうね。
ちょっと恥ずかしげに通り過ぎて行かれました。

今度はかわいい住人に出会いました。
補修済み2
お店の入り口近くに寝そべっている猫さん。
近付いても知らんぷりで、貫禄さえ感じました。

先斗町を抜けると三条大橋のたもとに出ます。
ちょっと河原に下りてみました。
補修済み3
鴨川です。
河原にはたくさんの納涼床が出てました。
そして川の中には…
補修済み4
アオサギが、キリリっと立っています。
このアオサギ、初めは全然動かなくって、私はてっきり誰かが作り物を置いているんだろうと思ってたんです。
すると、首がちょっと動いたんです!
やっぱり生きてたんだ。(^_^;)

ここに来た目的は、
補修済み5
“瑞泉寺” 
『GATE7』に出てくるお寺。
ここは、豊臣秀吉の甥の豊臣秀次の墓所があります。
秀吉に逆賊の疑いをかけられた秀次と彼の妻子39人が惨殺され、その菩提をまつった寺。
大河ドラマの影響もあってか、参拝客は結構いました。

新撰組の池田屋騒動の跡地をちらっと見て、今度は南下します。
三条大橋を渡って、川沿いを歩く。
この日はとっても暑くて、最高気温が34℃まで上がると言ってました。
私は“ソルティライチ”を持参して暑さ対策をします。

三条から四条まで下りてきて、目的の甘味屋さんに向います。
京都南座の前を通り、花見小路をくねくね入り、甘味屋さんに到着。
補修済み7
“祇園きなな” 
前にテレビの情報番組で紹介されていた甘味屋さん。HPはこちら→京きなな~やさしく、おいしく~
舞子さんもよく訪れると言われてました。
入り口が京都らしく、とっても狭いのですが、入ると奥が長く、通称“鰻の寝床”なんです。
入ると、行列もなく少し待てば順番が回ってきました。
待っている間にオーダーを取って下さるので、席に着くとすぐに商品が届きます。
私は“できたて きなな
補修済み6
ピンポン玉より少し大き目のアイスがふたつ。
その日によって味が変わるので、この日は、きなこ。
口に入れたとたん、「ん?なんやこれ?」
舌の上をすーっととけていき、後にきなこの味がほわぁんと残る。
思わず顔がほころんでしまう。
「幸せってこんなに近くにあったんやぁ~」(*^_^*)
と、呟きたくなるくらいの美味しさ、なめらかさ。

対して、黒猫の注文したものは、
補修済み9
“ベリーベリー きなな” 
黒ゴマアイスと抹茶アイスにラズベリーとブルーベリー、白玉がトッピング、下はプレーンヨーグルト、ウエハースの代わりは八つ橋。
なんともぜいたくなパフェです。
ここでは、お冷の代わりに、熱いほうじ茶が出ます。
冷たいアイスに熱いお茶。京都らしいですね。
暑い中を歩いてきたので、ここはまさに天国のようでした。

暑さも引いてきたので今度は別の目的地に向います。

長くなるので、続きは追記で。

母は最強。  『マドンナ・ヴェルデ』 

5月に読んでいた『ジーン・ワルツ』と並行して話が進んでいく本書。

(本紹介のブログはこちら→『ジーン・ワルツ』)

マドンナ・ヴェルデマドンナ・ヴェルデ
(2010/03)
海堂 尊

商品詳細を見る

桜宮市に暮らす平凡な主婦、山咲みどりのもとをある日一人娘で産婦人科医の曾根崎理恵がおとずれる。子宮を失った理恵のため、代理母として子どもを産んでほしいというのだ。五十歳代後半、三十三年ぶりの妊娠。お腹にいるのは実の孫――この子はいったい、誰の子なの? 医学と母性の葛藤をせつなく激しく描く最先端医療小説!

先にテレビドラマを見ているので話の筋はわかっている。
だけど、やはり入り込んでしまうのが海堂小説。
ドラマほど細かな設定がない分、重要な部分がしっかり書かれていた。

「母は強し」
まずはこれだろう。

主人公の代理母を体験させられる山咲みどり
理論攻めで畳みかけてくる我が子であり産科医の理恵を、我が子として見ておきながら、お腹の子どもたちに対しても、しっかり母親になり守ろうとしている。
どちらも大事だから、どちらも幸せになって欲しい。
究極の選択を迫られる時、母親ほど強い者はいないなと実感した。

マドンナ・ヴェルデ=聖母・みどり
まさしくその通りだった。

みどりだけではなく、マリアクリニックの最期の妊婦達もそれぞれ“聖母”だった。
いや、母親は全て“聖母”なんでしょう。
最近、それを忘れてしまってる方もいますが…

文中で、同調する言葉があった。
みどりがお腹の子どもたちの為に、理恵の別れた夫に親権を取って欲しいと懇願した時の気持ち。
女性は好きな男の子どもを産みたいもの、とよく耳にするがそれは間違いだ、と初めて理解した。
女性は単に自分の子どもを産みたいだけ。そして、どうせ産むならせいぜい好きな相手であって欲しい、と願っているだけなのだ。

これを読んで、「あっ、私のことだ!」と思った。
ここでこんなこと言っていいのかわからないけど、
私の子どもの頃からの夢は“子どもを産むこと”だった。
ただ、子どもを産みたいと。
相手は好きな人であるのに越したことはないくらいにしか思っていなかった。
旦那には申し訳ないけど…

それくらい子どもが欲しくて、産んでみて、やっぱり子どもは愛おしくて…
大事に大事に育ててきたけど、大事にし過ぎたかなと反省もしてみたり。
私から娘を取り上げてしまったら、たぶん何も残らない。
だから、この身に代えても守りたくなるのだ。

前回の『インターセックス』にしても医療系のしかも生殖関係の本が重なったなと気付いた。
生命を産み出す者として生を受けたからには、気になる分野でもある。
また違った方面からの作品も読んでみたい。


                             by 蜩

本紹介の時って、つい堅い文になっていまいます。なんでやろ?(^_^;)

台風と集団下校

台風12号は四国に上陸し中国地方に向っています。
近畿地方も暴風域に入りました。
進路が若干西に逸れたので直撃にはなりませんでしたが、それでも風雨は激しいままです。

この台風は昨日からすでに影響が出ていました。
職場では、またもや警報発令にピリピリ。
臨時の職員朝礼が入り、下校時間をどうするかになった。
今日から給食が始まるので、とりあえずは給食を早めに済ませて、予定の下校時間より30分早く下校することに。
ただ、集団下校するのに、“学年”か“地区”かで少々もめ出した。
学年にすると、終わった学年から早く帰ることができるが、引率の先生が全員を見られない欠点がある。
地区にすると、地区担任の先生がそれぞれ引率して帰るので最後まで見届けられるが、全員集まるまでの時間がかかるため、早く帰れるかが微妙なのです。

もう、警報がいつ発令されてもおかしくない状況なので、
警報が出たら、規定通り“地区”での集団下校。
出てないなら、“学年”での下校。

PTAの地区委員さんにも手伝って頂いて、できる限り送り届けできるようにということになりました。

そして下校時。
警報は発令されず、帰り支度ができた学年ごとに帰ることに。
もちろん地区委員さんや保護者の方々のお迎えもありましたので、難なく全校生を送り届けることができました。

先生方も引率から帰って、一息ついてた頃に警報が…

これって、一学期の終業式の前の日と同じじゃないですか!


いつも思うのですが、緊急時の安全対策って、何を基準に考えられるのでしょう?
一刻も早く帰宅させるのか、大人の目が届く範囲で集団で帰すのか。
校区が広ければ広いほど、最後の一人まで無事に送り届けることが難しくなってきます。
子どもの安全が第一なのは誰もがわかっていることですが、家庭にはそれぞれの事情があります。
だから、日頃から家庭で話し合うのが大事なんでしょうね。


                           by 蜩
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