『7年目のツレがうつになりまして。』 細川貂々

続けての本紹介は、ガラッと変わってマンガのような本。

『ツレがうつになりまして。』
が出版されて早5年。
あっという間にベストセラーの仲間入りをして、ドラマ化、映画化もされました。

そのめまぐるしい周りの変化と、この作品を支えてくださった方々のお話を書かれたのが、これ。

7年目のツレがうつになりまして。7年目のツレがうつになりまして。
(2011/09/08)
細川 貂々

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初めに出された『ツレがうつになりまして。』(以後『ツレうつ』)を本屋で見つけてからもう5年が経っていたんですね。
最初、こんなメンタルな話題をマンガにしていいのか?と思ったりしてましたが、読んでいくうちに“うつ”の大変さや現実を知り、漠然と考えていた“うつ”というものを再確認したような気がした。

ちょうどこのころ、黒猫が学校に行けなくなり、心療内科通いをしてたので他人事とは思えず読んでました。

ツレさんの病状がだんだん良くなっていく様子を見ていくうちに、ホントに良かったなぁって思う。
そのきっかけが偶然の産物だったり、思いもよらないことだったりと、意外なところで意外な結果を生んでいるんですね。
この二人の人柄もあるのでしょうが、とってもお互いを信頼し合っていらっしゃるのが素敵だなと。
だから乗り越えられたのかもしれませんね。

ツレさんが書かれているエッセイの中から気に入ったところ。
〔人は迷惑をかけて生きていける〕
コドモの頃、親にさんざん言われてきた言葉がある。それは「人様の迷惑になるんじゃない」というコトバだった。(中略)そして僕はうつ病になった。もうみんなにめちゃくちゃ迷惑をかけた。恥ずかしかった。
でも、病気が治ってきて、コドモを育てるようになって、人は人に迷惑をかけなければ生きられないんだということに気付いた。いいんだ。迷惑をかけよう。かっこ悪かっていいのだ、と。


貂々さんの書かれたところで気に入ったところ。
〔鳥に学ぶ〕
マイナス思考のかたまりの貂々さんは、仕事が忙しくなって売れている時でも「この状態がいつまでも続くわけがない…」と落ち込むことがしばしば。
ある時川沿いの道を歩いていると、その川のまん中を水鳥が泳いでいました。
「なんでまん中を泳ぐんだろう。無防備に見えるのに」と思いながらずっと見ていると、
鳥は右に危険を感じると左に逃げ、またまん中に戻り、左に危険を感じると右に逃げる。
「まん中にいるってことは、臨機応変に対応できるってことなんだ」
「上でもなく下でもなくまん中にいる方が楽なんじゃないかと…」
つまりは平常心でいることが大事なのではないかということでした。


あと、〔一番好きなことは仕事にしない?〕のところで、
「好きなことを仕事にできたらいいよね。」と思ってた貂々さんとツレさん。
しかし、映画の助監督さんは「一番好きなことは仕事にしない」んだそう。
助監督さんから感じたおだやかな空気は、「余裕」だったのかな…
一番好きなことを仕事にすると、つい気負ってしまうからか、失敗を許せなくなるからか?

全体を通して、けっこう納得するところが多い。
『ツレうつ』を出したことで、うつで悩んでいる人や家族、周りの人の手助けになったことと思います。


                         by 蜩
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『かなたの子』 角田光代

途中まで書いていた記事が急に消えてしまった。(T_T)
また一から書かなくては…


久しぶりの本紹介。

かなたの子かなたの子
(2011/12)
角田 光代

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〈担当編集者から〉映画化された『八日目の蝉』がベストセラーとなり、『ツリーハウス』が伊藤整文学賞を受賞と、いまもっとも勢いのある女流作家である角田光代さんの短篇集。
心の底の奥深くに封印していた子供のころの記憶が偶然蘇ってくる。
こんな誰にでもありそうな体験にとまどい恐れを抱くうちに、やがて夢と現実の境目があいまいになってゆく。
なにげない日常の隙間にぽっかり開いている闇に囚われた人々を描く、ちょっと怖い短篇集です。(AH)(文藝春秋HPより)


表題作品『かなたの子』より
「生まれるより先に死んでしまった子に名前などつけてはいけない」
嫁ぎ先の習わしで死産だった子どもの墓参りさえ許されない文江は、こっそりその子に「如月」と名前を付けて弔っていた。
ある日その子が夢に出てきて「お母さん」と呼んでくれた。その声がいつまでも耳に残り、その子に会いたくて仕方なくなった。生まれることのできなかった子どもは「くけど」という場所にいると如月は言う。
行商に来た婆さんにそのことを告げると、そんな場所があると聞く。
いても経ってもいられず、文江は身重の体を抱えて「くけど」に向う。


日本の地方に本当にあるような話。
この作品だけではなく、時代も場所も違うけど、まぎれもなく日本のどこかの話しのように思えてくる。
それは独特の“闇”のせいではないか。

正体のわからない、何か得体のしれないものにずっと追われているような感覚。
罪の意識に苛まれながらも、どこか救われたいと思う心。
覗いてはいけないと言われるほど覗いてしまいたくなる気持ち。
そんな、ねっとりとまとわりつくような怖さがそれぞれの作品の中にある。

読んでいくうちに、どこかに迷い込んだような錯覚に陥る。
途中で「あれっ?」「ん…?」と何度もうなってしまう。
短編だけに、それがあっという間にラストへと持っていかれる。
とても不思議な、そして背筋がゾクッとする世界にはまってゆく。

本の表紙の絵がまたゾクッとする。
諏訪敦さんの作品集『どうせなにもみえない』からの引用だそうだ。
なにかを湛えているような半開きの目が神秘的。
本の内容を彷彿とさせる。

角田光代さんにとって、短編集を書かれるのは珍しいそうです。
しかも、ふたつの雑誌に交互に掲載されていたそうな。
珍し続きの作品のようです。


                      by 蜩

立場が変われば…。

自分の子どもが学校に通っていた頃は、学校に対しての文句や先生の悪口を言ったりしてたもんです。

でも、こうして学校側から保護者を見ることになってから、自分がいかに面倒な保護者だったかと痛感します。

私の職場である事務室は、先生方の息抜きの場となることがしばしば。
時には保護者の愚痴もポロリと出ることも。

ある時、先生のひとりが「行事の度に、子どものがんばりを褒めないで、学校に対する文句ばかり言ってくる保護者がいるんだけど、その子どももやっぱり同じようなことを言うの」と。
話を聞いてみると、家庭でもテストを見せても「なぜ100点じゃないの?」と言われるらしく、子どもをあまり褒めないお母さんのようなのだと。
そんな環境だから、子どもも人の良い所を見つけず、悪い所ばかりに目がいくようになったのかな?と。

その話を聞いていて、自分と重ねてしまいました。
行事には必ず見に行き、その度、学校の落ち度をママ友らとしゃべり合ってた。
人の前では、できの悪い子どもと卑下しながら、帰ってくるともっと勉強しろとはっぱをかける。
「○○ちゃんはちゃんと○時間も勉強してるって言ってたのに、なんであんたはできないのん?」
と、他人と比べてしまう。
そして長い説教の間、何も言わず下を向いて聞いて(?)いる娘にこれでもかと罵声を浴びせる。
そんなこと言っても無駄なことぐらい本人が一番よくわかっているのに…

違う立場から見ると、なんてひどい親だと思うのに、よく考えたら同じような事を自分もやってきたではないかと、ちょっとショックでした。
まぁ、100点取れなくて叱ったことはなかったと思いますがね。(^_^;)


                       by 蜩

白いココア。

ホント、最近本も読んでないし、美味しいものも食べてない。(-"-)

充実してない生活はストレスが溜まります。

で、
最近ネットショッピングで手に入れたあるものを紹介したいと思います。

白ココア

白ココア

何年か前にどっかのメーカーが“白ココア”と“黒ココア”を商品として出してたのは知っていたが、飲んだことがなかった。
実はココアにはちょいと苦手意識がありまして…
ここ2年ほど避けておりました。
(知っている方は知ってると思いますが…)

だけど、その気持ちも抑えられるほどこのココアが気になってしまった。
だって、ドトールの製品だし、美味しいはず!

早速、書いてあるように作ってみた。
カップにスティック1本を入れて、温めたミルク120mlをそそぐ。
かき混ぜれば出来上がり。

白ココア2

う~ん
白いカップで作ったのがいけなかったか、状態がよくわからない。

とりあえず飲んでみることに…

ん?
これは!
おいしいぃ~じゃないの!

想像していた味とは違っていて、思わずうなってしまった。
目を閉じてしまえば、普通にココアの味だ。
しかも、コクがあるので風味豊か。

上等のホワイトチョコを溶かした感じと言えば良いのだろうか。

寒い日には、温かい白ココア。
決まりだね(*^^)v


                         by 蜩

これで私のココアに対する苦手意識も、少しよくなったような気がする。
かな?(^_^;)

ちょっと気になったこと。

私は通勤に路線バスを利用しています。
バス停にすると4つ目なので、さほど長い間乗っているわけではないのですが、ちょっとしたことが気になっているのです。

それは今日の帰りのこと。
バス停で待っている私の前にやってきたバスが停まり、ドアが開く。
さあ乗ろうとしたら、入り口の両側に若い兄ちゃんと女子高校生が立っている。
車内を見ても空いている席がたくさんあるのに、あえて立っているふたり。
立っているのはかまわないが、私はこのバスに乗りたいんだがねぇ…(-"-)

乗る人がいるのにどこうとしない。

「ちょっとごめんよ~」と体を斜めにしてやっと通れた。

兄ちゃんの方はずっと携帯を見てるし、女子高校生は後ろ向いたまま。
私は空いている座席に座り、ふたりをなんとなく観察してたけど、降りるまでそこを動かなかった。

今の若い子って、わりと座らないで立ったままの子が多い気がする。
ケータイをさわっているからかもしれないけど、どこかにもたれかかっていることが多い。
先にも言ったが、立っているのは勝手だけど、乗ってくる人や降りる人がいたらちょっと通路あけても罰はあたらないんじゃないかな?


                        by 蜩

イイ大人が車内で電話してるのも考えモンだけどね。(^_^;)

成人式。

1月も、もう10日が過ぎました。
12月から3月までは矢のように過ぎていきます。
行事も多いしね。
デパートやスーパーではもう、節分やバレンタインの飾り付けが始まってます。
受験生にとっては、それどころじゃないでしょうが…

さて、この9日の成人の日に我が娘、黒猫が成人式に行って参りました。

早いもんですね~
このブログを始めた頃はまだ高校1年だったのに…
子どもの成長は早いです。

その成人式のことなんですが、黒猫自身がブログに書いていますので、よろしかったら見に行ってやって下さい。
『黒猫の空中さんぽ』 ←こちらです。

とにかく、女の子の着物の着付けは朝が早い!
予約が6時だったので、せめて5時には起こさないと間に合わない。
美容院は近所なので歩いても10分ちょっと。
私は5時前に起きて朝食の準備して黒猫の起きてくるのを待つ。
寝起きがとことんダメな黒猫。
起きてもまるで夢遊病者のようにふらふらしてる。
先に着替えしてから朝ごはんを食べた。
5時45分に送り出してから、私は洗濯と自分の朝食を取るのでばたばたとしてるのに、旦那が一向に起きてこない。
祭日はだいたいが仕事なのでおかしいなぁと思いつつも、一応お昼のおにぎりを作っておく。
(無理に起こすと機嫌が悪いので起こさない)

8時になって私も美容院へ黒猫を見に行った。
既に着付けの済んだ娘が出ていくところに出くわした。
「???誰だっけ?この娘?」
と思っていたらその子のお母さんがいらしたのでやっとわかった。
いやぁ~
女の子はわかんないよ~

中に入ると黒猫の他に3人の娘がいた。
が、1人以外は誰かわからなかった。
店の人が名前で呼んでるのを聞いて、「えええええ~!○○ちゃん!?」
ってなくらいに変わってる。
近所の美容院なので、ここに来るってことは同じ学校(小中)の卒業生のはずなので誰かに会うのはわかっていたけど、あまりの変わりように少々ビックリしてしまった。
何が変わったって、メイクやね。

黒猫といえば、最後のメイクに入っていたので、しばらく待って見ていた。
出来上がりを見て一言。
「でっかいなぁ~」

一緒に写真を撮ってもらったんだけど、あとで見てみると自分の老け顔にちょっとショック。
この子がこんなに大きくなったんだから老けて当たり前なんだけど、なんだか寂しいものがあった。

すぐに友達のお母様の車で式場へ行きました。
私は着替えた服とその他もろもろを引っ提げて家に帰りました。

家に帰ると、旦那がまだ寝てるではありませんか!(9時を回っています)
私が帰ってきたことで目が覚めたらしくやっと起きてきました。
旦那「黒猫は?」
私「とっくに行っちゃったよ それより今日仕事は?」
旦那「仕事休みって言ったやろ」
えええええええええ~っ!
聞いておりません!

そして、旦那はいつもの日曜日のように朝からテレビのお守をしていました。

「昼ご飯は友達と食べるから、食べ終わったら帰るね」
のメールを受けてから数時間が経った頃、黒猫から電話が
黒猫「彼氏が着物姿見たいっていってるから今から三ノ宮まで行ってくる」
私「はぁ~? 着物返さないといけないのに何言ってるん!?」
黒猫「大丈夫、時間までに帰ってくるから」

貸衣装はその日の5時半までに返却しないといけないのです。
次の日でもいいんだけど、私が仕事で行けないから今日でないとだめ。
貸衣装のスタジオに電話で聞くと、直接そちらまで行って着替えてもいいとのこと。
黒猫がこっちを出たのが3時過ぎ、三ノ宮(神戸)までは早くても40分はかかる。
向こうに着くのが4時だとして、帰りは乗り換えがあるので着物だと早く歩けないのを考えて、4時半までに電車に乗らないと間に合わない。
黒猫に、必ず4時半までに電車に乗るように念を押した。

さて私はと言いますと、スタジオまではバスで行かないといかないので、黒猫の着替えをまたカバンに詰めて準備をする。
バスの時間をチェックして、それまでに自分の用事をしておく。
旦那は気持ちよさそうにお昼寝中。

時間になったので黒猫にチェックを入れるともう電車に乗ったとのこと。
私もバスに乗って、待ち合わせの駅まで行く。
5時過ぎに落ち合ってスタジオへ。
なんとか時間は間に合ったので、ホッと一息。
すると、スタジオの方が
「帯枕がありませんけど?」
えええええええええええ~っ!
「昨日、お貸しする時にちゃんとチェックしましたから間違いないと思います」
どうしよう…
「まぁ、他の方とごっちゃになってしまったんでしょう。もういいです」
すみません。
黒猫も、「着付けの時に、無いなぁって言ってたよ。もう一人の着物がそばにあったから、まちがったのかも」と。
最後の最後でなんか気持ちの悪い終わり方をしてしまいました。
今度、美容院の方に聞いてみよう。

黒猫はと言いますと、その後で中学校の同窓会があるからと、一旦家に帰ってから近所の友達と一緒に出かけました。
帰ってきたのは何時だったかな?
寝てたので覚えてません。

次の日は授業があるから、こちらから大学へ行きます。

まぁ、大変な一日でした。


                     by 蜩

そうそう、旦那は結局黒猫の晴れ姿を見ることはできませんでした。残念!

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします m(__)m


と、言ってももう3日も過ぎました。

とりあえず、今年の初日の出を

初日の出

天気がもう一つ良くなかったのでこんな感じでした。
お陽様が見えない(>_<)

1日から私の実家と旦那の妹さん宅へ年始に行きます。
実家はその日に帰りますが、義妹さん宅は泊まりになります。
妹さんといっても、私より15歳も年上なのでまるで姑さんのよう。
旦那が一番気の合う兄妹なのでよく泊まりに行くんですが、やはり気を使います。
しかも、一泊の予定が二泊になってしまい、今朝方やっと帰宅しました。

洗濯を大量にして、お昼にはなんとか落ち着きました。
黒猫は昨日、妹さん宅から甥っ子に送ってもらって帰ったのでいないし、なんだか年末から今日までバタバタしてばっかりでゆっくりできなかったなぁ

明日から旦那は仕事なので、また通常に戻ります。
私は6日からの出勤なので、その間ゆっくりしようと思ってます。
来週には黒猫の成人式があるので、また忙しくなりそうなのでね。


                        by 蜩
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