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大学祭 と 黒猫の部屋

先週の土曜日に、黒猫の大学の学祭に行ってきました。
旦那が珍しく、泊まってきたらいいよと言ってくれたのでね。

1回生の時から行ってるので、今回で3度目。

天気は申し分なく、人出もまぁまぁの様子。
この日は、子ども向けのイベントが用意してあるので、親子連れがたくさんいた。
しかも、心理学科なので、子育て相談会もあったりして、なかなか盛況でした。

私はというと、黒猫の所属する写真部の展示を見たり、模擬店をひやかしたり、校内をウロウロ。

今年はタロット占いをしてもらうことに。
丁度、入ったら誰も並んでいなかったので、即、私の番。
西洋風のタロットカードではなく、東洋風のものらしい。
西洋風のは未来を占うのが、こちらは今を占うようです。
占って欲しい事をいくつか挙げて、その都度、カードを引いていく。
出てきたカードから、今の自分とそれに対するアドバイスが出されます。
あまりにピタリと当たるので、怖くなったりして…
でも、悪いことが無かったので気分は上々でした。

小さな学校なので、すぐに全部を観終わってしまい、急に暇になってしまいました。

体育館では、ライブをやったりしてるけど、1つだけ見てやめました。
どうも、若者向きの催しものなので。

黒猫は黒猫で、写真部の展示の当番やったり友達と他を観に行ったりと忙しそうだったので、じゃましちゃいけないと、一人行動。
4時には終わるから、一緒に帰ることになってたので、仕方なく時間つぶししてました。

やっと、終わって一緒に黒猫のアパートまで帰ることに。
歩いて20分ほどで到着。
せま~い部屋でちょっとくつろいでから、出かけることに。
親がいる時に買い物しなくっちゃ!と言う感じで、いろいろ買わされました。
黒猫の家の近くにはショッピングセンターみたいなものがあって、生活用品はほとんど揃えられます。
居酒屋さんで食事して、レンタルビデオ屋さんでDVD借りて一緒に映画鑑賞。

せっまい部屋だけど、自分の城みたいで羨ましかった。
風呂と台所が恐ろしく小さいのがやっぱり嫌だけど。
なにかしてやろうかな?って思ったけど、自分でどこまでできるかわからないながら、一生懸命やってるのは感じられたから、あんまり私が手を出しちゃぁいけないと思ってやめました。
次の日の朝も、ちゃんと朝食作ってくれたしね。
気になるところは山ほどあったけど、そのままにしておきました。

日曜日も学祭はあるので、黒猫は学校へ、私は帰ることにしました。
去年も二日目は雨。
途中まで一緒に歩いて行って別れました。

小さな布団にふたりで寝ながら、いろんなこと話した。
こんなこと、いつまで付き合ってくれるんだろな。
と、思いつつ、帰りの電車の中ではすっかり眠りこんでしまいました。

まぁ、来年で最後だし、もうちょっと付き合ってもらおうか。


                       by 蜩
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『お父さん、牛になる』 晴居 彗星

あまり数字ばかり見ていると、頭が痛くなります。

それで、気晴らしに借りていた本を読みました。
しかも、久しぶりに児童書です。

お父さん、牛になる (福音館創作童話シリーズ)お父さん、牛になる (福音館創作童話シリーズ)
(2012/04/18)
晴居彗星

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月曜日の朝、目覚めてみると、お父さんが牛になっていた。りっぱなツノを生やした、白黒まだらの大きな牛だ。お母さんもお姉ちゃんもぼくも、ただただボーゼン。とにかくエサはやんなきゃなんないし、おしっこやフンのしまつは大変だし、会社からはいろいろたずねてくるし、近所のおせっかいおばさんは首をつっこんでくるし…。ああ、ぼくたち一家は、いったいどうなっちゃうんだろう!?(本誌見開きより)

家庭では影の薄かったお父さんが、ある朝牛になっていたらどうする?
児童書ならではの、奇想天外な始まり。
でも、この話はけっこうリアルに進んで行く。

お父さんはいつも、そこにいるだけの存在だった。道ばたにころがっている石ころみたいに。
そんな存在感のなかったお父さんが、牛という、やけに存在感のある動物に変身した。


牛になったお父さんの世話から、会社へはどう説明すれば良いか?これからの生活費はどうするか?
排泄されたフンの始末の仕方まで、事細かに書かれている。

お母さんが昔の仕事を復活させて、生活はなんとかできていく。
そうしたら、お父さんがいなくても、残った家族だけで生活ができることに気が付く。
じゃあ、牛のお父さんは、面倒かけるだけの存在になる。

そんな時、会社にの人からお父さんの知らなかった一面を知ることになる。
とても家族を愛していて大事に思っている事。

そして、お父さんのお母さん、つまりおばあちゃんがウチにやってきたことから話し急展開になる。
おばあちゃんは、牛になった息子を自分の住んでいる田舎に連れて帰るというのだ。
それまで邪魔な存在でしかなかったお父さんだが、別れが決まると急に寂しさが募ってくる。

「ずっといっしょにいるとね、いろんなことが、あたりまえになっちゃうのよ。あたりまえのことなんて、ほんとうはなにもないはずなんだけどね…」

あたりまえの大事さ、それに気付いた家族。

ふつう、ここで、牛のお父さんが元の人間に戻り、めでたしめでたし…と、終わるのでしょうが、この話はそのまま人間に戻らず、牛のままで自分のふるさとに帰ってしまう。

児童書なのに、結構シビアな終わりかただなと思った。

大人になり、家庭を持ってがむしゃらに働いても、家族からは疎ましく思われているお父さん。
そんな、寂しいお父さんの背中を見るような、そんな一冊。


                           by 蜩

著者の名前、晴居 彗星=はれい すいせい=ハレー彗星? おもしろい名前。

更新停滞 と 溜まった領収書

単なる言い訳です。

毎年のことなんですが、家計簿を途中で投げ出してしまいます。
今年も、1月からがんばって付けていましたが、それが6月半ばで挫折。
しかも、それをPCのエクセルで集計するようにしていたんですが、これは3月でダウン。

11月には、娘の大学の奨学金の更新の申請に必要な数字がいります。
子どもにどれだけ仕送りやその他の面倒を見ているかを、金額で出さなくてはいけません。

月に1度くらいの割合で帰って来ては一緒に買い物に行ったりしているし、学費や教科書代、緊急の仕送りなんかがちょこちょこあるのを引っ張り出さなくてはいけません。
まぁ、だいたいの数字でいいんですが、これを機に、溜まっていたレシートや領収書の整理をしようと数日前から取り組んでいます。
PCの方は、数字を入れるだけなので楽ちんだから後回し。

その上、図書館から借りている本が6冊。
次の予約が付いている2冊は期限までに読まないといけない。
おまけに、今朝からお腹の調子が良くないし、鼻水チュンチュンだし…
(今朝、けっこう冷え込んだのでね)
もひとつおまけに、今週末から黒猫の大学の学祭があるので行く予定。
ついでに泊まってきます。

そんなこんなで、最近、更新が停滞してるなぁ~と思っている方、すみませんでした。


                    by 蜩

『赤ちゃんはなぜ父親に似るのか 育児のサイエンス』 竹内 薫

タイトルだけで選んだ本。

実際、ウチがそうであった。
娘はずーっと父親に似ていると言われ続けてきたが、最近になって私に似てきたと言われるようになった。
それに関して旦那の方は、少し残念な気持ちでいるようだ。
確かに、赤ちゃんがお父さんに似ている人には随分出会った。
でも、それは女の子に多くて、男の子の赤ちゃんは反対にお母さん似が多かったような気がする。

まぁ、そんなことはさておき、本の紹介に移ることに。

赤ちゃんはなぜ父親に似るのか―育児のサイエンス (NHK出版新書 382)赤ちゃんはなぜ父親に似るのか―育児のサイエンス (NHK出版新書 382)
(2012/06/07)
竹内 薫

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育児を楽しく科学したい、すべての新米パパママのために!

「妊婦脳はホルモンシャワーのせい?」「出産に立ち会えば、自然と父親の自覚が生まれる?」科学知識を武器に、初子育てに立ち向かう著者。果たして子育てはサイエンスで楽になるのか!? 知識欲は旺盛でも頭でっかちになりがちな新米パパが、ママのベストパートナーとなるまでの自身の体験を交えつつ、妊娠・出産・育児にまつわる研究やエピソードを多数紹介した、抱腹絶倒の育児サイエンス。 (NHK出版HPより)


著者の経歴を見ると、
竹内 薫・・・サイエンス作家。東京大学教養学部教養学科、同理学部物理学科卒業。マギル大学大学院にて高エネルギー物理学ph.D.取得。
よくわからないが、むっちゃ硬そうな方のような気がした。
しかし、内容はいたって読みやすい。

奥様の妊娠を機に、出産、子育てを、科学的に実証しようとされているのだが、解明できずに終わっているのも多々あったので、ちょっと安心(?)した。
なんでもかんでも科学的に解明されたらおもしろくないではないか。

さて、
タイトルの『赤ちゃんはなぜ父親に似るのか』の実証は、本の半分辺りにやっとやってきた。
なぜなら、まず卵子と精子の話しから入るからだ。
「一人の女性が一生に排卵するのが400個前後」「どうしたら妊娠しやすいか」「男女の産み分けかた」などから、最近問題になっている「妊婦難民」の話まで、一般に言い伝えられてきたことを科学的に検証したり、実際に著者自身が経験したことからの意見も多く取り上げてある。

そこで、私個人が気になったところを抜粋することにした。

実は、人間のお産そのものがかなり特殊で、母親一人では出産した胎児を受け止めることすら難しい。知能の高いサルの仲間でも、母親が一人で出産することができるのになぜ人間にはできないのか?
これは人類の進化の途中で起こったことで、共同体の中の誰かに介助してもらいながら出産することで、その絆を強くするためのようである。

産後うつは、お母さんの問題だけでなく、子どもの発達にすごく影響する。
マタニティーブルーと間違いやすいが、こちらはほっておくと深刻なことになる。
子どもの性格形成、一生にかかわる対人関係といった社会関係のスキルは、生後2~6ヶ月という本当に小さい時に作られて発達するものなんですね。
だから、この時期にお母さんがうつになると、引っ込み思案になったり、不安を感じたり、社会的な関係が構築できないなど、子どもの性格形成に影響が出る。

父親が育児に参加している子どもにほうが、脳の発達が良く思考力も高い、という傾向があるらしい。
この、「育児に参加」は未就学児の時期の話らしい。
母親は言語や実際の生活に関することを子どもに教える傾向があるのに対して、父親は子どもが将来、社会的なつながり持てるように育む傾向があるらしい。

「○○ちゃんは頭がいいね」という褒め方は、一番やってはいけない。
これは、幼稚園以降、言葉が出てきてからの事。
「頭が良い」と褒めると子どもはそれ以上努力しなくなる。
だから「努力することがいいことなんだ」という褒め方をすべきだ。


最近は虫歯の原因が口内の細菌によるものだとわかってきて、赤ちゃんに虫歯の菌をうつさないよう、口移しで食べ物を与えないように指導されます。
これは、近所の友人から聞いて知っていたが、彼女はとても残念がっていた。

「サンマ(三間)の危機」=出産後の女性が、どこで何をしても「自分の居場所がない」という不安感や焦燥感を感じてしまう「時間・空間・仲間の危機」のこと。
育児を経験した方ならどなたでも経験されていると思う。
子育ては24時間365日フル稼働しなくてはいけないのに、なかなか理解してもらえない。
・自分の時間が持てない…時間の危機
・子どもと一緒だと外出するのにも制限が出てくる…空間の危機
・悩みを聞いてくれる仲間がいない…仲間の危機
それを、パートナーがどれだけ理解してくれるかで、お母さんの精神的な負担がかなり軽減できる。

などなど…
自分はもう昔のことになるので、同調したり、反省したりと懐かしさ半分、羨望半分で読んだ。

この本は、是非これから結婚するであろう、子どもを授かるであろう 男性 に読んでもらいたい。
子育ては母親だけにまかせっきりはいけない。
ふたりの子どもなら、ふたりで育児の大変さを分かち合おう!

それより、タイトルの『赤ちゃんはなぜ父親に似るのか?』だが…
生まれた子が自分に似ている、この事実により、父親は生まれてきた子を間違いなく自分の子であると認識し、愛着を持つようになる。
赤ちゃんは父親に似ることで、その出自を明らかにしている。つまり「父親による子殺し」という動物の本能的な行動を、赤ちゃん自らが防いでいるとも言える。

なるほど、思った通りだった。


                        by 蜩

黒豆枝豆 と 『美味しんぼ』 と 最強の母

1週間の御無沙汰でした。

あれ?
このセリフ、どっかで聞いたような気がする…(゜_゜)
むか~しテレビで、『ロッテ歌のアルバム』の司会をされていた玉置宏さんの名台詞でしたね。

さて、
世間はすっかり秋めいて、食べ物も美味しくなりました。
こちら(関西)では、この頃になるとやたらスーパーや露天で売られているのがこれ。

黒豆

枝豆

でも、これはただの枝豆ではありません。

黒豆 の 枝豆 なんです。

兵庫県の丹波地方は昔から“丹波の黒豆”と言われるほど、粒が大きくておいしい黒豆の産地なんです。
お正月の黒豆でもご存じの方も多いのでは?

その、黒豆の枝豆が私が住んでる近くの地域でもよく作られていますので、行く先々で売られています。
でも、ウチは毎年もらってばかり。ヽ(^o^)丿
今年も2件からいただきました。

一見すると普通の枝豆に見えますが、茹でると…

黒豆2

茹でたてなので、画面が湯気で曇ってしまいました。

色は悪いですが、中身はおいしいですよ~

黒豆3

ご覧の通り、中の粒はグレーになってます。
わかります?このプリップリ感。
粒も大きいでしょ!?(*^^)v

この丹波の黒豆の枝豆は、グルメマンガ『美味しんぼ』でも掲載されたことがあります。
老舗のビヤガーデンを買収した社長さんが、ビールサーバーの名人に「ビールのつまみは枝豆が一番好きだから、うまい枝豆が食べたい」と注文したところ、彼が出した枝豆を食べようとしたら烈火のごとく怒った。
「俺に腐った豆を食わすとは何事か!」
彼が出した枝豆は丹波の黒豆の枝豆だったんです。
その色を見て社長さんはてっきり腐った豆だと勘違いしたのです。
後は、いつもの通り、司郎さんが場を治めたんですがね。

これをテレビで観てた私は、「東京の人は黒豆の枝豆を知らないんだぁ~」と驚いたもんです。

ウチでは茹で方にちょっとこだわっています。
この方法は、『伊藤家の食卓』でやっていたのですが、枝豆の両端を切っておくんです。
そうすると、豆の中に熱が良く通る?だったかな。
そして、鍋には豆がひたひたになるくらいの少なめの湯を沸かし、塩をたぁ~っぷり入れます。
(先に枝豆に塩をまぶしてしばらく置いてから茹でる方法もあります)
強火で吹きこぼれないように蓋を少しずらしながら、5~8分茹でます。
固さを確認して、少し硬いかな?と思うくらいで火を止め、蓋をして5分ほど置きます。
ざるにあげて、荒熱を取ったら食べごろです。

長い間、塩湯の中に入れているので、色がどうしても黒っぽくなりますが、味はいいですよ。(*^^)v

ウチでは旦那がひとりでパクパク食べてしまうので、あっという間になくなります。
ちょっとしたおつまみと言うより、茹でたのをざるにあげたまま出して、取り合いっこしながら食べるのがいいですね。
いくら食べても後を引くので止められません!

実のところ、私は枝豆が苦手だったんです。
実家でもこの頃になるとよく食べていたのですが、豆の木?って虫が付きやすいんです。
つまり、豆の中にもいるってことがあるのです。
それを知らなくて、枝豆を食べた時に、すでに茹でられてしまった虫さん(幼虫)も一緒に食べてしまったんですね。(T_T)
あの衝撃は忘れられません。
なんか、ふにゅっとした感触があったので、見てみると…
ああ、もう書けません。
思い出しただけで、背筋がぞぉ~っとしてきます。

そんな時、私の母は至って冷静に
「その虫かて豆食べてたんやからいっしょやでぇ~ 大丈夫やぁ」
まぁ、確かに理屈はそうなんですが…(^_^;)
母は最強でした。

今でも、枝豆を枝ごともらった時は、虫がいないか目を皿のようにしてチェックしてます。


                       by 蜩

光市母子殺害事件 と WOWOW無料放送

きっかけは、偶然から始まった。

ある日、新聞の番組欄を見ていると、下の方にWOWOWの無料放送の広告が出ていた。
ふと、今日の放送分を見てみると、ちょうど今、始まったばかりのドラマがあった。
タイトルは、『なぜ君は絶望と闘えたのか』

そう、あの“光市母子殺害事件”の被害者家族である、本村洋さんを追ったドキュメントタリーを、ドラマ化したものである。

見始めたところが、ちょうど帰宅した彼が哀れな姿と化した妻を発見したところだった。
俳優さんだということも忘れるくらいのリアルさ。
一瞬にして奈落の底に落とされた、危うい精神状態。
それなのに、第一発見者であるがゆえにの事情聴取。
しかもその取り調べの過酷さ、理不尽さに、私は思わずテレビを消してしまった。
もう見ていられない。
ドラマなのに、私の精神が我慢ができなかった。

でも、あれから彼はどうしたんだろう?という疑問が湧きだし、原作の本を読むことにした。

なぜ君は絶望と闘えたのかなぜ君は絶望と闘えたのか
(2008/07/16)
門田 隆将

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判決、死刑――。最愛の妻子が殺害されたあの日から、9年。

妻子を殺された深い哀しみの中、幾度となく司法の厚い壁に跳ね返され、なおも敢然と挑んだ青年。だが、それは決して孤高の闘いではなかった。絶望の海を彷徨う青年の陰には、彼を励まし、支えた人たちがいた。そして、青年との闘いの末に「死刑判決」を受けた元少年が判決翌朝、筆者に伝えた意外な言葉とは――。光市母子殺害事件を圧倒的な取材と秘話で綴った感動と衝撃の記録。(新潮社HPより)


裁判で判決がでる度に、彼の記者会見がニュースとしてテレビに流れる。
真面目を絵にかいたような容姿に、芯の通った言葉。
決して感情に流されず、凛とした佇まいがとても印象的にだった。

本村洋さんが、これほどにまで闘い続けてこれたのは、ただ妻と娘の敵を取ってやりたかっただけ。
初めの頃は、精神的に追い詰められ、何度も自殺を考えていた。

会社も辞めようとした時、上司から言われた言葉が彼を思いとどまらせた。
「この職場で働くのが嫌なのであれば、辞めてもいい。君は特別な経験をした。社会に対して訴えたい事もあるだろう。でも、君は社会人として発言していってくれ。労働も納税もしない人間が社会に訴えても、それはただの負け犬の遠吠えだ。君は社会人たりなさい

被害者や家族たちはマスコミに連日取り上げられ、写真や生い立ちまで遠慮なしにテレビで流される。
しかし、犯人のことはおろか、事件の内容も一部しか報道されていない。それは犯人が18歳の未成年ということで、少年法に守られてしまうからだ。
本村さんが闘うのは、この理不尽な“少年法”で守られた司法の壁である。

法廷に被害者の遺影を持ちこめないことを知った彼は、職員に、「裁判長になぜ持ち込んではいけないのかを教えて欲しい」と頼んだが、裁判長から「そのようなことに答える義務はない」と、そっけない返事を受けた。
それに、被害者家族には傍聴席も用意されていない。

そんな時、“全国犯罪被害者の会(あすの会)”との出会いがあった。
そこでの会合で、彼は家族を守れなかった自分を責め、少年法の理不尽さを訴えた。
話を聞いていた弁護士の岡村が言った。
「本村君。それは、法律がおかしいんだ。そんな法律は変えなければいけない」
「そうか。法律を変えればいいんだ」
それから彼は、“犯罪被害者の声を社会に届けよう!”と、仲間と共に運動を始めた。
そこで、彼は自分のすべき道を発見した。

「裁判は加害者に罪を与えるだけの場所ではない。被害者が立ち直るためのきっかけとなる場所でもある。われわれの存在を忘れないでほしい。われわれを裁判から遠ざけないでほしい…」

しかし、現実の裁判の中ではまだまだおかしいことがまかり通っていた。
初めて判決がおりた日。
母親の自殺などの複雑な家庭環境やその影響が性格や行動に出たこと、過去の判例を考慮しての判決は、“無期懲役”
彼は、「裁判とは、被害者に配慮する場所ではない」ことを実感し、腹立たしく思った。

あるテレビ番組で彼が話したこと。
「遺族として一番悔しいのは、過去の判例を、二つも三つもあげて、過去にこういった少年事件があったけど、無期になっています、だから無期ですと、今までの判例と整合性をとっていることです。<中略>家庭環境が不遇だから情状酌量しましょうと言えば、ほとんどの犯罪が情状酌量になってしまうんじゃないかと思うんです。
少年が将来更生するんではないかという点ですが、それは可能性であって、逆にまた人を殺す可能性もあるわけです。<中略>無期懲役を出すのは自由ですが、その判決についてきちんと責任がとれるのかどうかということを、私は裁判官に問いたいと思います」


すごく尤もな意見だと思った。

彼がそこまで過激になったのは、司法の矛盾だけでなく、法廷での犯人の態度もある。
一切、被害者家族の方に目を合わさない、反省してると言っている言葉には真意が伝わってこない。
極めつけが、ニュースでも公開された犯人が友人に宛てた手紙の内容だ。
まるで中二病のような文章。
反省のかけらも見当たらない。
自分は無期懲役になるから、数年後には外に出るつもりでいる。
こんな奴に、大事な妻と娘を殺されたかと思うと、いっそ自分で殺してやりたいと思うのはいけないのか。

そして、もう一つの困難がやってくる。
死刑反対派の弁護士団の結成である。
正当なやり方とは思えない手法で対峙してくる。
これって、自分たちの考え方に酔っているだけじゃないのか?と思いたくなるようだった。
結局この弁護士団との攻防も、内部分裂と、犯人の自供との相違が明らかになり自滅した。

紆余曲折あったが、最後の最後で“死刑”を勝ち取った。
判決を聞いた被告人は、一度天を仰いだ後、裁判長に向って丁寧に一礼した。次に検察に向って頭を下げた。次に弁護団。そして彼は、最後に傍聴席の本村に向って一礼した。
初めてだった。


判決が下りた後の本村さんの言葉。
死刑制度というのは、人の生命を尊いと思っているからこそ存在している制度だと思っている。残酷な犯罪を人の生命で償うというのは、生命を尊いと考えていなければ出てくるものではないからだ。

判決を受けた後に、著者は犯人に面会している。
そこで意外な事実を知った。
犯人は、心から本村さんと自分が殺した2人に詫びたいと言っていた。
判決後に記者会見で本村さんが、「事実を認めて反省の弁を述べていたら死刑は回避できたかもしれないのに」と言っていたのを耳にし、その言葉だけで自分は少し救われた気がしたと。
「僕としては何度でも償えるだけ償いたい。僕は殺めた命に対して、命をもって償うのはあたりまえのことだと思っています。」

これが、あの犯人なのかと心底思った。
法廷で、全てを認めて反省すれば、無期懲役になったはず。
でも、あえて犯人はふてぶてしい態度を取り、死刑にまでもっていった。
あの友人に宛てた手紙も、もしかしたら全て計算ずくだったのか?

死刑を廃止する国も増えていると聞く。
法律が人の命を奪って良いものなのかと。
でも、今回この本を読んで、殺害事件の遺族の方の気持ちが痛いほど伝わってきた。
もし、自分が被害者家族になったことを考えた。
想像しただけでも苦しい。
それを9年もの間、闘ってこられた本村さんとその家族や被害者の会の皆さん。
その気力に頭が下がる。

今なら、WOWOWのドラマが観れるかもしれない。
が、もう無料放送は終わってしまった。
残念。


                          by 蜩

チロ通 と きなこもち10周年記念

久々のチロルチョコ通信 (略して、チロ通)です。

今回は、あの、爆発的人気となった、きなこもち の発売10周年を記念して作られた、

きなこもちBOX

きなこもち 10周年記念2

大きなチロルチョコのパッケージの中に、入っているのは…

きなこもち 10周年記念3

3種類のきなこもち
断面ショーは手抜きで、こちらをどうぞ。

きなこもち 10周年記念

きなこもちは、2003年に発売されてから、少しずつアレンジをしていき、
2008年、“きなこもち 黒みつ仕立て”
2009年、“焼き きなこもち” 焦がし玄米パフ入り
2011年、“きなこパウダーin きなこもち”
を、次々発表。

そして、今回は、高橋英樹さんのCMでおなじみの「越後製菓」さんとのコラボで実現してできたお菓子が、

きなこもち*ふんわり名人

ふんわり名人きなこもち

もともと、ふんわり名人は越後製菓さんで販売されていた、商品で、私も食べたことがあります。
口の中に入れると、サクッとして、フワッとして、あっという間にとろけてなくなる。
かさの割に、満腹感がないのが弱点ですが、あの「サクッとフワッと」は癖になります。

その、ふんわり名人の表にきなこもちのきなこチョコクリームで包み込んだのが、この商品。
まるで、雲を食べたような感触。
(いや、実際、雲を食べたことはないですがね)
ほんのり甘いきなこチョコを食べたな、と思いきや、すでに口の中でとろけて形がない。
あっという間に一袋を完食です。

皆さんも是非、雲を食べた感触を体験してみて下さい!ヽ(^o^)丿


                          by 蜩

うんどうかい と 台風接近

遅くなってしまいましたが、先週の土曜日(9月29日)に職場の運動会がありました。
おりしも、台風が接近していて、天気のほうが心配で心配で。

前日のリハーサルは、暑いくらいの晴天だったので、少々曇っていたほうがイイよね~なんてほざいていたら、当日は本当に曇りになってしまいました。

台風情報を見つつ、管理職と連絡し合って、少々オーバーピッチで進行していきました。
あまりに早く、順調に進み、お昼の予定30分前に午前の部が終了。
そこで問題発生!
先生方の注文していたお弁当が届いていないのです。
注文した時に、12時に配達してもらうようにしていたため、電話をして早めてもらおうとしたが、向こうも何ヶ所か受けているので、無理とのこと。
仕方なく30分、外では生徒が保護者とお弁当を楽しそうに食べているのを横目で見ながら待つことに。
昼食休憩は45分なので、お弁当が届いた時にはあと15分しかない!
急いで食べたお弁当は、ほとんど何が入っていたか記憶が無かったです。

午後の部が始まり、またまた怖いくらい順調に進む。
最後の5,6年生の組体操までなんとか天気はもったけれど、空は今にも泣き出しそう。
私は毎年、この組体操だけは2階のベランダで見ることにしてます。
何日もかけて、必死で練習した成果がこの一瞬一瞬に現れていくんです。
もう、保護者以上に感情的になってウルウル状態に。

プログラムが全部終了して、閉会式が終わったころ、ぽつぽつと雨が落ちてきました。
急いで片付けをして、生徒たちが帰る頃には、傘をさすくらいの雨になっていました。

先生方は、無事に終わった達成感と、興奮がふつふつと湧きだしています。
運動会ハイです。
その日の夜は打ち上げがありますので、思う存分はじけられるでしょうね。

結局、台風が本格的にやってきたのは次の日。
私は法事があったので、家にはいなかったのですが、出先で帰れるか心配になりました。

大きな行事がひとつ終わると、生徒も先生もどこか腑抜けたような感じがします。
次は、今月末にある、学校のお祭りです。
また、張り切ってしまいそうです。(*^^)v


                    by 蜩

夢を追いかける と 『INSHALLAH』~エンシャ、ラ~ 

前回の記事に書いていた、知人の娘さんの個展のはなしを少し。
(いや、多いかもしれない…)

彼女は黒猫よりは少し年上で、小さい頃から絵が上手でした。
上手、というより、独特な世界観を持っていたと言った方がいいかも。
小さい頃は、その描く絵を不気味にさえ思っていた大人たちも、彼女の成長と共に、その才能に気付かされていきました。
私も初めて観た時、「この子は天才かもしれない」と思ったほど。

外見はいたって普通。
どっちかといったら、おとなしいくらいなのに、描くものはすごいエネルギーにあふれていた。
ただ、価値観が同じ年代の子とは違っていたようで、苦しい学生生活を送っていたようです。
でも、京都精華大学のマンガ学部に入学し、自分の好きな道を歩き出しました。

在学中から、毎年個展を開いていてて、私も何度か寄せてもらってました。
そして、今回ものぞきに行ってきました。

個展のテーマが
『INSHALLAH』~エンシャ、ラ~ 
in shual lah ((アラビア語)) アラーのおぼしめしのままに.
◆「できればそうする,なるようになる,そのうちに」といった意

本人曰く、「なんくるないさ~」的な感じです、とのこと。

作品をいくつか紹介します。(本人に了承済みです)

真紀ちゃん個展2
『棒人間』『マトリョーシカ』 
陶器でできた置物。
マトリョーシカはいたる所に置いてありました。
小さいのは小指の先くらい。
小さいので、ちゃんと写せなかったよ~(>_<)

真紀ちゃん個展3
『コーヒーカップ』(陶器)
ペアで、男性の顔と女性の顔になってます。

真紀ちゃん個展4
『INSHALLAH』
この個展のテーマでもある絵。
大きい絵です。ペン画かな?

真紀ちゃん個展5
『キリンのおじさん』(陶器)
顔が、メガネをかけたおじさんなんです。
なんて言うか、これが彼女らしいっていうか…
キリンなのに、顔が人間のおじさんなんて、おもしろい発想だなと。

真紀ちゃん個展6
『祈り』(陶器)
棒人間と同じなんですが、『祈り』はたくさんあって、それぞれいろんな色や形をいています。
大きさは10㎝ほどかな?

いつもは、絵がメインなんですが、今回は珍しく陶器をやったそうです。
一度やってみたかったらしく、なかなかおもしろい作品が揃っていました。

写真に撮れなかったんですが、顔の表情がおもしろくって、それぞれちがうんです。
小さい頃から細かい作業が好きだったのもあって、虫めがねで見ないとわかりにくいものまでありました。
(単に私の老眼のせいかも…)

でも、私はやっぱり彼女の絵が好きなんです。
しかも、“絵本”の原画が。

真紀ちゃん個展1
以前から私が「絵本を作ったらいいのに」と言ってたもんだから、自主制作したそうです。
『ごきさんとわたし』は、ゴキブリが主人公のはなし。
しかも、良いキャラクターになってる。
これも、彼女らしいところ。
『なにもない日』と『くまの町』は彼女の好きなキャラクターである、“くまさんとねこさん”が登場します。

個展を初めてからずっと描き続けているこのキャラクター。
私はこの2匹が好きで、本人もこの2匹に出会えたことが何よりもうれしといったほど。
その原画の一部です。
真紀ちゃん
真紀ちゃん2
のんびり屋のくまさんと、突拍子もないことをしていつもくまさんをハラハラさせるねこさん。
見ているだけで、話が浮かんでくるような、そんな暖かくって優しい絵が大好きです。

これからは、本気で出版社に持ち込むつもりだと言っていますので、私も何か役に立ちたいなと思っています。
もし、何年先になるかわかりませんが、書店でこの絵本を見つけたら、手にとってみて下さいね。
そうなったら、ホントに良いんだけど…

若い子が夢に向ってがんばっている姿は、とっても素敵です。
いくつになっても、夢を追いかけることはいいですね。(*^_^*)
私も、がんばらないと!


                       by 蜩

はっぴーばーすでぃ と 映画の日。

え~
今日、10月1日は私の誕生日であります。
40代最後になってしまいました。(^_^;)

最近、歳を取ることが、あまり気にならなくなってしまいました。
それも、歳ですかね。

祝ってもらったら、やっぱり嬉しいし。
歳を取りたくない! って言っても、人は必ず歳を取るもんだし…

歳相応の人間になれるかどうかは本人次第だけど、私はたぶん、一生このままなんだろうなと思います。

そうそう、
黒猫が先週末に帰ってきてて、ちょっと早いバースデーカードをくれました。
私は当日になるまで開けたくなかったので、今朝、黒猫が戻っていった後に、こっそり見ました。

誕生日カード

おおっ!
なんと素敵なペーパークラフトの観覧車ではないの!ヽ(^o^)丿
めちゃめちゃ細かくて、とってもキレイ。
このまま、飾っておけるわぁ~

ありがとね。(*^^)v

今日は休みなので、ちょっとお出かけしてしてきました。
知人の娘さんが個展を開いているので、それをのぞきに行って(詳しくはまたの機会に!)、1日なので映画でも観ようかと。
近所の映画館を調べると良さそうなのをやっているので観に行くことにしました。
そこは、前にも書いたことがありますが、リクエストで、少し前に上映していた映画をリバイバルしてくれるんです。
私が観たのは、イギリス映画の『ルート・アイリッシュ』。
イラク戦争で友人を亡くした主人公が、その謎の死の原因を探るというもの。

上映が3時15分なので、併設のカフェで遅いランチを取ってから入ることに。
結構お腹がいっぱいになって、コーヒーも飲んだし、これで大丈夫と、映画館に入っていったのはよかったんです。
始まってから、厄介なことがおきました。
と~っても眠くなったんです。(^_^;)
お腹がいっぱいになったから、瞼が重くなってきたんですね。

洋画なので、セリフはもちろん英語で、日本語字幕。
もう、目が開けていられなくて、閉じてしまうと何言ってるかわからなくなる。
意識は遠のいていくし、あくびは出るし、首はガクンとなるし…
どうしょうもなくなって、しばらく眠ってしまいました。

幸い、観客は少なかったので、周りの人にはばれてない(と、思ってる)。
でも、話は全然分からない。
初めのほうは、眠気を我慢するのに精いっぱいだったから、内容が頭に入ってこない。
やっと、スッキリしたと思ったら、ラスト30分になっている。
一体、誰が悪者だったんよ~!(>_<)

本当はとても素晴らしい映画なのに、とても失礼なことをしてしまいました。

このようなこと、何度かやっているんです。
特に、午後の映画はダメですね。

有意義な誕生日にしようと思ってたのに…(-_-;)


                      by 蜩
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