スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『さくら』 西 加奈子

だらだらとした夏休みを送るだろうと、7月の下旬に今年はなにか目標をつくろう!と思い立った。
いつも大そうなことを言って、結局なにも実現できなかったこともあり、今年は極めて簡単なハードルにしようと決めた。

今年の夏休みの目標は、
「西加奈子さんの作品を読む」 

なぁ~んや
と、気抜けした声が聞こえてきそうですが、本人はいたって真面目に考えました。
なぜかと言いますと、基本、読む本は図書館で借りる主義?の私。
西加奈子さんの作品は黒猫が高校生の頃によく読んでいて、おもしろいよ~と言ってたのですが、どうも触手が動かなかった作家さんの一人なのです。
『サラバ!』で直木賞を受賞されてから読んでみようかな~と思っていたら、あの又吉さんが芥川賞を取られて、あれよあれよと彼の推薦本が読まれるようになりました。その中に西加奈子さんの作品があったのです。
早速、図書館に検索をかけるとほとんどの作品が貸し出し中。
一番早いであろう本が『さくら』だったのです。
それも、夏休み前に予約してたのに回ってきたのがつい先週の土曜日。
簡単そうで簡単でない目標だったのです。

そして読みました。

さくら 西佳奈子
スーパースターのような存在だった兄は、ある事故に巻き込まれ、自殺した。誰もが振り向く超美形の妹は、兄の死後、内に籠もった。母も過食と飲酒に溺れた。僕も実家を離れ東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾に桜の花びらをつけていたことから「サクラ」となづけられた年老いた犬が一匹だけ――。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、何かに衝き動かされるように、年末年始を一緒に過ごしたいとせがむ恋人を置き去りにして、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏の余白に微弱な筆圧で書かれた家出した父からの手紙が握られていた――。(小学館HPより)

西加奈子さんの初期の作品。
文章がポンポンと跳ねるようにテンポが良い。
関西弁の会話も身近に感じる。

ヒーロー的存在の兄、美少女だがケンカも強い妹、2人の間でそつなく過ごしている実は頭のいい僕、そしてボールとタワシが大好きな犬のサクラ。彼らの子どもの頃からの情景を僕目線で追ってゆく。
「泣きそうなくらい幸せな家族」の中で育った3兄妹は、いろんな難局に合っても自分たちを心から愛してくれる両親がいたから乗り切る事ができた。
事故で下半身が不自由になった兄さんは、今までできたことができなくなった悔しさで自暴自棄になっていた。
「神様はいる思うねん。ひとりひとりの心の中に。それで、心の中から俺らに毎日ボールを投げてくる。俺、今まで、直球しか投げられたことなかったんや。真ん中に、ばしーとくるやつ。でも最近思うねん。神様、ちょっと悪送球やって。打たれへんボール投げてくる。打たれへんよ。」
今までの順風満帆すぎる人生に、神様はちょっと意地悪をしたのか?
その年の暮、兄さんは自殺した。
家族は悲しみのはけ口が見つからずに、だんだんバラバラになっていく。
だけどサクラだけは相変わらずマイペースで家族を繋ぎ止めているようにみえた。
そのサクラの具合が悪くなった時、また一家は結束する。
違うよ兄ちゃん。神様はいつだって、打てないボールなんて投げてこなかった。ボールを投げ続けていたのは、僕らだったんだ。
毎日毎日、泣いたり、笑ったり、・・・その度に、神様って奴に、これは何だ、どうゆうことだって、ボールを投げ続けてきたんだ。でも奴は、その度に、僕らのボールをを受け止めた。そしてこう言ったんだ。「おいおい、全部同じボールだよ!」 ああ、僕らには変わらない日常があった。


悲しい場面は、思いっきり悲しめる。
おもしろい場面は、大笑いできる。
そんな文章が好きになった。
比喩表現もおもしろく、どうしてこんな言い回しが考えられるのだろうと関心するほど。

今の家族に足りないものがいっぱい詰まった作品だと思う。
両親の仲が良いと子どもは変な方向に行かないもんなんだと、少し反省をした。


                                  by 蜩
PS つまり目標は達成できた!(*^^)v
スポンサーサイト

芸術の夏? 京都編

昨日に引き続き、またまた美術館、写真展めぐりをお送りいたします。

忙しいスケジュールの中、1日だけ「この日に!」と決めて出掛けたのが
京都市美術館
ここでは今、二つの大きなイベントが催されています。

ルーブル美術館展  マグリット展

京都市立美術館6

美術展に行くのは久しぶりなのですが、ルーブルとマグリットが同じところに来るなんてめったなことではありませんから、これは行くしかない!

しかし、この日は台風15号が接近していて午後から暴風域に入るかもと言われていました。
黒猫とどうしようかと思案していたのですが、最強晴れ女のふたりにかかれば台風だって逃げて行く!と決行することに。
だから、この日は芸術鑑賞のみ目的としたので雨が酷くなったら即帰ることにしました。

なんてことはない。
電車に乗っている時は薄日が差すくらいのまずまずの天気。
確かに風は強かったですが、雨もさほど降っていません。
阪急電車、京都河原町に下りて、バスで目的地に向かいます。

京都市立美術館5

平安神宮の大鳥居のすぐ横に京都市美術館はあります。
空はどんよりしていますが、雨はポツポツで傘をささなくてもOK。

京都市立美術館4

中に入るとこんなかんじ。
建物自体芸術品のようなここは、かなりシックで重厚な雰囲気を持っています。
まずは、マグリット展。
黒猫も私もマグリットの作品が好きで、是非とも観に行きたかったのでとてもうれしかったです。
不思議な絵が多いのですが、解説を読んでもなかなか理解に苦しみました。
でも、腑に落ちると言いましょうか、なんとなくわかるその感じが良かったです。

マグリット展を出たらお昼になったので、一旦外に出てランチに行きました。
今朝のテレビで行列のできるランチのお店特集をやっていたのが、ちょうどこの近くだったので行こう!と。
台風来てるし平日なのでそんなに並んでないだろうという浅はかな考えは見事崩されました。
遠目で見てもかなりの行列。
テレビでは普段でも1時間はかかるらしいので、これはダメだとそのお店の隣にあるカフェに入ることにしました。

椛 ランチ

カフェ  もみじ
私が頼んだのは、チキンオーバーライス
甘辛たれにチリソースがかかったチキンの下にはターメリックライスが敷いてあります。
お野菜いっぱいで、サラダ感覚のライスでした。美味しかった。

カフェ椛

一番奥のテーブルに着くと、中庭にやたらスズメがいるのでおかしいなぁ~と思っていたら、えさ場が作ってあったんですね。
(上の写真の赤の枠の中)

お腹もいっぱいになったら、次は ルーブル美術館展。
外から帰ってきて思ったのですが、この建物の一部が人の顔になっているのを発見!

京都市立美術館3

髭を生やしたトランプのキングみたい。

ルーブル美術館展の方は、人が多くてなかなかじっくり観ることができませんでした。
でも、本物の絵画ってやっぱり良いですね~
黒猫がちょうど『怖い絵』に興味あって読んでいたので、いろいろ解説してくれました。

さて、最後は京都市美術館別館で行われている

JPS展

京都市立美術館別館

これは去年も行ったのですが、公益社団法人日本写真家協会(略称JPS)主催の写真展です。
詳しくはこちら  JPS展
さっきとは打って変わって、人が少ない。
ゆっくりじっくり観ることができました。
中には黒猫の学校の人の作品があったりしたので、良い刺激になったらいいなぁ~と思っていました。
一般作品と、18歳以下部門があって、若い子の作品はしがらみが無い分開放的でいいなぁ~と共感していました。

ここを出たらちょうど3時。
お茶の時間です。
ここに来ると必ず寄るお店があります。

ラ ヴァチュール
タルトタタンの美味しいお店です。

ラ・ヴァチュール くるみのタルト

でも、今回はくるみのタルトを頂きました。
キャラメルの中にくるみがたっぷり入っています。
美味しかった~♪

いつも京都に来ると、なぜか声をかけられる私たち。
しかも外国人に。「写真を撮ってください」などはざらで、今回は道を聞かれました。
ラヴァチュールに行く途中、前にふくよかな中年女性がひとり、立ち止まって思案中。
派手な洋服とヘアからして、たぶん東南アジア系の方らしく思えました。
振り返って私たちを確認したのですがしばらく迷っておられたようですが、私と目が合ったその時。
「excuse me?」 と声をかけてきた。
わぁ~英語だぁ~
にっこりほほ笑みながらもピクピクしている私はすぐに黒猫に振った。
バイト先でよく外国人がくるからとほざいてたので少しはできるだろうと…
なんとか聞いているとどこかのホテルに行きたいもよう。
持っている地図を見ながら説明する黒猫。
向こうも何とか分かったようで、にっこりほほ笑み
「thank you!」 と歩いて行った。
「店で道案内はよくするのでなんとなくわかった」と。
ほほ~関心、関心

普段でも、よく道を聞かれる2人。
黒猫など、東京に行ったときにも聞かれたとか。
「こっちだってそんなに詳しくないのに!」と言いながらも、わかる範囲で教えてあげたそうです。
なんでだろうね。

結局この日、京都では傘をほとんどさす事がなかったです。
やはり最強晴れ女!
しかし、家に近付くほど雨が酷くなていました。(^_^;)


                                   by 蜩

芸術の夏? 大阪編

長い夏休みが終わろうとしています。
毎年何かしようと言いながら何もできなかったように、今年もたいして何もしないで終わろうとしています。

黒猫は最後になるだろう夏休みを、最大限に満喫しようととてつもないスケジュールを立てていました。
就活も兼ねていましたが、7月の末から1週間は教習所合宿で島根県松江市、学校の友達3人と名古屋へ日帰り、2泊3日で東京行って、2日置いてまた2泊3日で今度は福岡県小倉市に行ってきました。
他の日には学校行ったりバイトをしてたし、ほとんど家にいない状態。

でも、その間に私とお出かけすることもありました。
なぜか今年は、写真展と絵画展ばかり。

まずは大阪。
国立国際美術館で催されていた

ティルマンス展

ヴォルフガング・ティルマンス展
 Your Body is Yours


右側のポスターです。

私は知らない方だったのですが、黒猫もあまり知らなかったらしく、学校で薦められた写真家さんだったようです。
とても斬新な作品と展示の仕方にあっけにとられていました。

さて、国立国際美術館 といいますと、外から見るとなんだかぶっとい針金で作ったオブジェのような建物で、とてもここが美術館だとは思わないような外観です。

国立国際美術館

中に入ると、展示場は全て地下になっていたので、外の灼熱地獄からの解放感はハンパなかったです。
中から外を見ると…

国立国際美術館2

こんな感じ。
鳥かごの中に入っいるみたい。
ちなみに、お向かいには大阪市立科学館があります。

ここに来る前に、近くにあるお店でランチを頂きました。

ポルコ

ポルコ なすとモッツアレラチーズのパスタ

イタリアンバー&カフェ ポルコ
前に黒猫が通っていた?病院に近くで、何度かふたりでランチをしていたんです。
生パスタがとっても美味しくて、店内もお洒落なんです。
私が注文したのが、なすとモッツアレラチーズのパスタ

黒猫のバイトまでにもう一つの写真展に行かなくてはなりません。
そこは梅田のグランフロント大阪で開催されている

30000人の写真展

詳しくはこちら  30000人の写真展
これには黒猫も出展しています。

3万人の写真展2

最終日で日曜ときているので、たくさんの人でした。
これは富士フィルムが主催している、一般人も参加できる写真展なのです。
この中から、学校の知っている人を探すのに必死の黒猫。
バイト時間も迫っていて、あまりゆっくり見れなかったようです。

この中で気に入った作品があれば、出展者にメッセージを送ることができます。
黒猫も去年は何枚か来て喜んでいました。

プロの写真家さんの作品も良いですが、まったく素人さんの作品はほのぼのとしていて心が温かくなります。

                                        by 蜩

『虹猫喫茶店』 坂井希久子

虹猫喫茶店
すべての猫が
虹の橋で 愛する人と 再会できますように──

猫と暮らす美しい女(ひと)の願いは叶うのか。
寂しがり屋の人間たちと愛くるしい猫の日々を綴った長編小説

猫の世話をするだけの簡単なお仕事──喫茶 虹猫
こんな求人募集を見て、獣医大学1年生の僕はある古ぼけた喫茶店を訪ねた。そこで待っていたのは、「猫バカ」で引きこもりの美しきオーナーと里親募集中の捨て猫たち。任された仕事は、厄介な婆さんが住む猫屋敷の掃除と店の猫に生涯愛してくれる飼い主を探してやることだったが、次々と面倒な事情を抱えた客人が現れて……。
勉強一筋だった僕に、初めて放っておけない存在が出来た。(祥伝社HPより)


タイトルと表紙とで決めた一冊。
でも内容は裏切らなかった。
『ビブリア古書堂の事件簿』や『珈琲店タレーランの事件簿』のような、舞台が固定していてそこに訪れる人のちょっとした問題を主が解決していく・・・そんな感じの読み物。
お約束の主に恋心を抱く(ようになる)語り部の“ぼく”が主人公で進行役。
つまりは、とても読みやすく、登場人物の性格が超がつくほど個性的。
最後は主の過去が暴かれる… 的な?

医師になるつもりが、受験に失敗し二浪は赦してもらえず、仕方なく“獣医師” になろうと入った大学ではいっしょに昼飯を食べる友人さえいない主人公のカケル。
もともと真面目を絵にかいたような性格なので、授業はきっちり出てる。ただ、時間だけが有り余っているのでバイトでもしようと求人広告をみて行ったのが、喫茶“虹猫”。
猫バカで人使いの荒い店主サヨリさんに振り回されながらも、仕事だけはきっちりこなしていく。
そこで出会ったいろんな人達と交流していくうち、「自分はどうしたいのか?どうなりたいのか?」を自分自身に問うようになった。
それと、捨て猫・地域猫などの実態、野良猫の避妊手術のに対する考えなど、今まで素通りしていた問題に直面しながら、彼なりの考えを持つようになっていく。
しかし、同じ大学の桜子ちゃんからはどうしてボランティアでしないのかと攻められる。

喫茶虹猫は、今流行りの「猫カフェ」ではなく、保護された猫を新しい飼い主に紹介する仲介をしている。
ただその条件はかなり厳しい。
本気でその猫の一生を見るならそれだけの覚悟がいるのは当たり前なのだ。
サヨリさんの言う、猫を飼う心得や学生ボランティアの危うさに共感した。
主義主張を振りかざすのは勝手だが、現実を直視することも大事ってことか。

正論を振りかざす桜子ちゃんにサヨリさんが告げた言葉。
「分かるだろ。アンタもしょせん『かいそうなにゃんこ』なんかどうでもよくって、『いい子な私』をアピールしたいだけなんだから。いかにも『お勉強してきました』という知識を並べ立てて、薄っぺらいことだな。」

虹猫にいる猫たちはみんな避妊手術をしている。
これに対しても賛否両論があると思うが、本書では「これが一番良い結論」というかたちではだしていない。

読み終わると、無性に猫が飼いたくなる。困ったものだ・・・


                                       by 蜩

初ドライブ

あの黒猫が、自動車運転免許を取得いたしました。

今通っている専門学校では、毎年ゴールデンウィークと夏休みに、自動車教習所の合宿を斡旋してくれています。
去年は先にバイトが入っていたので参加していなかったのですが、今年も進級して間もなくの頃に、合宿の申し込みがあったのです。
本人に聞いてみると、
「取れるものなら取っておきたいけど、別に先でもいいんやけどなぁ~」と、あまり乗り気じゃない。
それで、他の生徒さんはどれくらい参加してるの?と聞くと、
「私以外、みんな取ってる」
なにぃ~?

黒猫の通う専門学校は、高校卒業からすぐ入学してくる人もいますが、ウチの子みたいに大学卒業してからとか、社会人してから入ってくる人もいるので年齢はけっこうバラバラ。
おまけに、黒猫は夜間(1年)から昼間(2年)に編入したので、他の子は1年の時に免許を取ってしまっている。
2年で合宿に行くのはひとりだけということ。

こんな機会はめったにないので、とにかく行って来い!とハッパをかけ、申し込みしました。
お値段も少々お安くなっていますし、合宿生全員が同じ学校の生徒と言うことであまり気を使うこともないかと。

とりあえず前半はGWの1週間。
仮免まで無事なんとか終えました。

それから3カ月弱経って、夏休みに入ってから後半があります。
前回は鳥取だったのに、後半は台風の都合でスケジュールが合わなくなり、急遽島根県の松江市に変更となりました。
すると宿泊のホテルも変わって、ツインがシングルになり、本人はのびのびできて良かった~と喜んでおりました。
しかも、合宿の合間には観光もあって、いろんな名所につれて行ってくれるそうなのです。(鳥取の時は時間が無くて行けなかった)
で~も、島根といえば、旦那の父親の出身地で親戚も多い。黒猫が毎年お世話になっている従姉の家が近くにある。
ということで、観光の日は親戚の姉さんと別行動したそうな。(ちゃんと了承得てます)
卒業も無事できて、帰ってきた次の日には地元の運転免許試験センターに行って、一発で合格しました~

それでもタダでは済まさない黒猫。
合格したのに、交付時間まで外出していたらしく、試験センターから家に電話がありまして、「黒猫さんが免許証を受け取りにいらっしゃらないのですが、あと10分ほどでここが閉まってしまいますので、後日再交付となります。今すぐ連絡を取って下さい!」と受付のお姉さんが必死に訴えています。
あのバカ!どこに行ったやら。
携帯に電話するとのんびりした声が返ってきます。
事の重大さを告げると、ダッシュでセンターに戻ったそうです。
折り返しセンターに電話を入れ、今すぐそちらに向かっていますので待ってて下さい!とお願いしました。
運良く玄関で持ってくれていたお姉さんにお礼を言って、免許証をもらったそうです。

家に電話がかかったとき、平日の昼間に電話なんてろくな事がないわ~と思って、しばらく取らなかったのです。
ナンバーディスプレイで示された番号も知らないし、ほっておこうとしてたのに、急に何か嫌なが感じて取ったら・・・
ホント、危ないところでした。

しか~し、免許は取れてもウチには旦那の車しかないので、すぐには乗れないのです。
旦那は毎日仕事で車を使うので、朝早くから夜遅くまで車が無い。

そんな時、お盆で実家に帰ることになったので、お父さんに運転させてと頼んでみよう!ということになった。
私の実家は田舎なので、対向車がほとんどないけど道はそんなにカーブがきつくないしゆっくり走ってても文句を言う人はいないだろう。
しかし、私がそれを言うと、旦那は顔色を変えて「ちょっとまってくれ!」と狼狽してしまいました。
黒猫に報告すると、今回は無理かな~と。

そして、昨日。
実家へ行くのにいつもの通りに買い物して、先に旦那の方の墓参りをして私の実家に向かおうとした時、道の途中で急に車を停め、「ここから運転してみぃ(みなさい)」と旦那。
運転するつもりが無かった黒猫はあたふた。
サンダル履きだし、初心者マーク忘れたし、・・・
旦那は有無を言わさず運転を代わり、さぁ、黒猫の初ドライブが始まりました。

教習所の車以外乗ったことがないので、シートの調整やエンジンスタート、サイドブレーキなど細々したのがわからない。
今の車は何かと便利になっているので、私だってわかんないよ。
なんだかんだ言いながらも発進!
とろとろと滑り出し、めっちゃ低速で走り始めました。
旦那が横で指示を出します。私は後ろから見守っています。
「もっとふかして、左に寄り過ぎ!ハンドル戻すのが早い!」等々・・・
一応プロのドライバーである旦那は、人の運転に殊更うるさい。
私が10数年ぶりに運転した時もいちいちうるさくて、あんまり細かく言うもんだから「もう、一生車は乗らないから!」と泣きながら怒鳴ったことがあります。

それでもなんとか約4kmの道を走れました。
ぐったりの黒猫。
「これなら最初から言って欲しかった…」とぼやいておりました。

よーく考えると、私は免許を取って初めて運転したのは、買ったばかりの中古の自分の車。
会社(自動車販売店)から、家まで30kmの道をしかも年末最終日の夜に1人で運転して帰りました。
会社の近くは交通量が多い道だし、家の近くは真っ暗な山道だし、ドキドキしながら帰ったのを覚えています。

まァ、黒猫も何度か運転して上手になるんでしょう。
くれぐれも、私みたいなペーパードライバーにはなって欲しくないです。


                                  by 蜩

チロルチョコ通信 新作いっぱい♪

お盆だというのに、帰省ラッシュも渋滞も無関係の私。
旦那の休みが取れないので、結局、明日、墓参りのはしごをすることに。
ついでに実家も帰りますがね。(1時間もかからないところ)
外は暑いし、お金もないので “レッツ ダラダラ!” な毎日を過ごしています。

最近サボってばかりのチロ通。(チロルチョコ通信)
黒猫が新作をドサッと買ってきてくれたので、久しぶりに更新~

チロルチョコ 新作

前から コーヒーゼリー&ビーンズ
チロルチョコ コーヒー2
ひさしぶりの、断面ショ~
チロルチョコ コーヒー
ぷるぷる食感のゼリーが楽しめる〈コーヒーゼリー〉と、ローストしたコーヒー豆を使用した〈コーヒービーンズ〉の2種類が楽しめます♪(チロルチョコ Twitterより)

はちみつレモンbiscuit
はちみつチロルチョコ2
ディズニーツムツムとのコラボ商品。
断面ショーはサボりです。(^_^;)
はちみつチロルチョコ
ツムツムのキャラクターがカワイイ~
中にビスケットが入ってて、さっくりほんのり甘いチロルです。

甘酸っぱいSUN2(サンサン) いちご
チロルチョコ いちごSUN2
またまたサボりの断面ショ~
正直、中身を見た時は「何だこれ?」と思うほどの色。
だけど食べたら甘酸っぱい。これは夏にピッタリかな?
チロルチョコ いちごSUN
いちご味でも甘過ぎない、酸味のきいてるいちご味です♪
ちょっと甘いものほしい・・・でも甘すぎるのもなぁ、という時にちょうど良いですよー!(*^^*)(チロルチョコ Twitterより)


おまけ。
す い か チョコ 伯方の塩付き
すいか1
すいかと言えば、塩をかけて食べますよね~
と、言うことで「伯方の塩」が付いているので、これをちょっぴりすいかチョコにかけて食べてネ♪
すいか4
味はまさに、「すいか」です。
が、私はどっちかというとそのまま食べたい。(^_^;)
塩は本当にいるのだろうか?
あっ、断面ショー忘れてた。Σ(゜Д゜)


                                  by 蜩

『触法少女』 ヒキタクニオ

触法少女
小学校四年生のとき、深津九子は母親の瑠美子に捨てられた。九子は施設に保護され、母は幼児虐待容疑で逮捕された。心に闇を抱えながら善寺川学園に通う深津九子は、担任教師・三塚が寄せる後ろ暗い気持ちを利用して彼を支配し、クラスの男子・西野を下僕化、同級生の井村里実からは崇められていた。ある日、瑠美子の消息を知るチャンスが巡ってきた。運命は激しく動き出す。予想外の展開、そして驚愕のラストが!書下し長篇完全犯罪ミステリー。(徳間書店HPより)

【触法少年】
14歳未満で刑罰法令に触れる行為をした少年(少年法3条1項2号)。
刑法41条は「14歳に満たない者の行為は、罰しない」と規定し、刑事未成年者である触法少年を処罰対象から除外している。

九子は自分を虐待し棄てた母親を殺すために、14歳になるまでに決行しようとした完全犯罪は、そのいい加減な母親のせいで誕生日当日になってしまった。
緻密に用意されていた計画も、大人の刑事の手にかかると脆くも崩れてしまう。
取り調べのシーンは、相手が未成年ということもあって過激にはならないが、ベテラン刑事の真綿で首を絞めるようなじわじわと九子を追い詰める様に息をのんだ。
プロローグがずっと引っかかっていたこともあって、後半で伏線が繋がりその真相が明らかになった時はかなり驚いた。
表紙の絵が全てを物語っていたとは…
ラストはあまりにも悲しすぎる。

作中、刑事の一人の言葉が気になった。
「自分の母親はもちろんですけど、他人の母親であっても、母親というのは、ちゃんとした存在でいてほしいと思うんです。 [中略] 深津九子の母親は、いい人なんかじゃない。子どもなら誰もが持っている、お母さんという優しくてかけがえのない存在を汚してしまうような人間だと思うんです。」
母親って子どもにとって“ちゃんとした存在”であって欲しいものなんだなぁ~と、しみじみ思った。
私もちゃんとしよう。


                                by 蜩

リラックマに乗った。

久しぶりにお出かけして、駅のホームで電車を待ってると…
向こうから何やら見覚えのあるカワイイクマの絵が迫ってきた。

なんと!リラックマではないか!!Σ(゜Д゜)

リラックマ号3
        【正面】
リラックマ号4
        【側面】

(阪急電車のHPより画像をお借りしてきました)

                阪急電車にのって
           リラックマスタンプラリーに出発進行!!

リラックマ×阪急電車オリジナルグッズ第二弾の発売を記念して、リラックマスタンプラリーを阪急沿線で開催!!ぐるっと回って素敵なプレゼントをゲットしよう♪開催期間中、リラックマだらけの阪急電車「夏の阪急電車 リラックマ号」も走るよ!


ってなイベントの真っ最中でした。
スタンプラリーはどうでもいいけど、リラックマ号はなかなかステキです。
外だけでなく、社内の広告スペース(中吊り、ドア、等々)もすべて“リラックマ”
さすがに車内を写メるのははばかれたので、終点の梅田に下りてから撮りました。

リラックマ号5

リラックマ号2

他に数枚撮ったのですが、よく見ると私が写り込んでいるではありませんか!
結局この2枚だけが残ったということです。(^_^;)

阪急電車では、この他にも“歌劇電車”“京とれいん”など、限定車両を走らせてきました。
走る時間などわからないので、かなりの運がいると思います。

ちなみに、黒猫などほぼ毎日阪急電車を利用している者は「何度も乗車してるよ~」って。

昨日出掛けた帰りの電車が、またまたリラックマ号だったので嬉しかった。(*´ω`*)


                            by 蜩

リラックマ語録、「ビバ!!ダラダラ」 が好きです。

『賢者の愛』 山田詠美

賢者の愛 賢者の愛2

幼い頃から想いを寄せていた諒一を奪った親友・百合。二人の息子に「直巳」と名付けた日から、真由子の復讐が始まった。22歳年下の直巳を手塩に掛けて〝調教〟し――。谷崎潤一郎作家の山田詠美が、名作『痴人の愛』に挑む、絢爛豪華な愛憎劇!(中央公論新社HPより)

この本、装丁が2つあるのでしょうか?
左の装丁は私が図書館で借りた本の表紙。
右のはネットで検索をかけた時に多く出る表紙。

ほぼ1日で読了。
とても読みやすい「です・ます調」の柔らかな文体。
なのに、この怖さはハンパない。
これは人間なのかと思うほどのドス黒さ。女の執念が心の奥底に堆積して発酵して、じわじわと滲み出てくるような怖さ。
真由子の計画もおぞましいが、そうならざるを得なかった原因である百合を越えることはできなかった。
結局、百合の掌で踊らされてただけかもしれない。
『ジェントルマン』で受けた衝撃よりこっちの方がキツかった。

谷崎潤一郎の『痴人の愛』をモチーフに、作中でもそれをあえて強調している。
『痴人の愛』は読んだことが無いが、話は有名なのであらすじくらいなら知っている。
“ミイラ取りがミイラに…”
結局、他人を自分好みにつくり上げるなどおこがましい事だと思うが、そういう後ろめたい気持ちがあればあるほど、災いは最後に自分が被ってしまうということなのだろうか。

それより、直巳くんが可愛すぎる!
詠美さんの小説に出てくる男はどうしてこんなにも可愛いのだろう。
ダメ男だとしても。


                                     by 蜩

8月6日に生まれて

今日、70回目の原爆忌を迎えました。

70年前の今日は月曜日だったそうです。
1週間がはじまったばかりの朝8時15分、一瞬の光で多くの人が命を落としました。

今朝の記念式典を見ながら、原爆死没者慰霊碑に刻まれたこの言葉

安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから

決して同じ過ちは繰り返してはいけない、と心に誓いました。

広島市長は『平和宣言』の中で、被爆者からのメッセージを読み上げ、
辛く悲しい境遇の中で思い悩み、「憎しみ」や「拒絶」を乗り越え、紡ぎ出した悲痛なメッセージです。その心には、人類の未来を見据えた「人類愛」と「寛容」があります。
と続けられました。
とても心に響く『平和宣言』で、途中何度も涙があふれてきました。


今日は黒猫の誕生日でもあります。

予定日を10日近く遅れてたのに陣痛が来ず、5日の昼にそのまま入院となりました。
陣痛促進剤を投与されてもいっこうに開かず、陣痛にのたうちまわっている間に後から来た妊婦さんが次々と出産されていきます。
次の日の6日には、さすがに胎児の心拍数が落ちてきたので急遽帝王切開となり、夕方5時過ぎにようやく誕生となりました。
精根尽き果てた私が見た窓の外の夕焼けは一生忘れることができません。

あえて、この日に生を受けた我が子。これには何か理由があったんじゃないかと思っています。
多くの犠牲者を出した、世界で初めて原子爆弾が投下された日。
一生忘れてはいけないようにと、平和を願う人になるようにと、見えない何かの力が働いたのかもしれません。


                                   by 蜩

『永い言い訳』 西川美和

永い言い訳

「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」

長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。
悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、
同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。

突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。
人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。(文芸春秋HPより)


自分の配偶者が突然事故で亡くなったらどうするだろう。
はたして悲しむだろうか…?

冷めきった夫婦関係だった幸夫は、突然の事故で妻の夏子が亡くなっても涙さえ流せないでいた。
夏子の友人で一緒に事故で死亡したゆかの夫陽一は、幸夫とは対照的に当たり前のように妻の死を嘆き悲しんでいた。
ひょんなことから陽一一家の面倒を見ることになった幸夫は、だんだん懐いてくる2人の子どもが愛おしくなってくる。
反対にいつまでも悲しんでばかりで子どもを構ってやらない陽一を叱責する。
必要とされている喜びをかみしめていた幸夫は、過去を振りかえってみることで夏子との関係をもう一度確認しようとしていたが、そこに温かいものは見当たらなかった。
妻の残したメッセージ「もう愛してない。ひとかけらも」の真意もわからぬまま…

「小さい奴」だな~と思いながら幸夫を見ていたが、彼の心の引っ掛かりが私も同じだと気付いてちょっと見る目が変わった。
私も旦那が突然死んだら、幸夫のようにどうしたらいいのかわからなくなるだろう。
生きるために必要な人って、はたして自分にはいるんだろうか。
小説なのに、自分の心理を問われたような感じがした。

映画監督でもある西川美和さん。
いろんな人の目線で書かれている構成は、まるで脚本のようにも思えた。
かすかな心の揺れ、当たり前じゃない感情の持って行きどころがとても丁寧に書かれていた。


                                           by 蜩
蜩の最近読んだ本
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。