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今年もあとわずかです。

昨日、仕事納めをして、今日からお休みです。
だけど他の家族は31日までお仕事なので、結局毎年の通りひとり大掃除&おせち作りとなります。

クリスマス前に親戚の者が泊まりに来ていたので、その時にざっと片付けと掃除をしておいたのでちょっと楽かな?
おせちも、毎年食べるもモノだけ作るし、相変わらず焦ってはいるけど、焦らない私。

今年の我が家私の3大ニュース。
初めて、BUMP OF CHICKENのライブに行った!
黒猫がチケットを取ってくれて、しかもアリーナ席で前の方という4人の姿がしっかり見える場所だったもんで、テンション上がりっぱなしでし。グッズもいっぱい買って、ライブ中に飛んでくる、テープや紙吹雪もしっかり持って帰りました。
2つ目
私と黒猫で初の二人旅~!
私の誕生日プレゼントに、“瀬戸内国際芸術祭”を観に行くツアーを計画してくれました。
初めて小豆島やいろんな島を巡り、アートを堪能し、本場の讃岐うどんもしっかり食べました。
3つ目
黒猫の就職が決まったこと。
やっと、なんだけど、なぜか簡単に決まってしまいました。
職種は写真とは何の関係もないものです。
どうなるかわかりませんが、長く続けばいいなぁ~と思うだけのいいかげんな親であります。

そう考えたら、なんとも有意義な1年だったなと思いました。
来年も、良い年になったらいいなぁ~

皆さまにも良い年が訪れるようにお祈りいたします。
今年も1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。 m(__)m


                                  by 蜩
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映画 『聖の青春』 と アニメ 『3月のライオン』

今年はホントに映画の当たり年だったと思う。
1年間で、観たい映画がこんなにたくさんあったのは初めてかもしれない。

この作品も、そのひとつ。
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実在の人物、村山聖 九段。
29歳でこの世を去る間際まで戦い抜いた棋士の、ドキュメンタリー的な作品。

実は原作も読んだことはないし、将棋も村上聖さんのこともまったく知らなかった。
たまたま見た映画の予告編で、羽生善治さんにそっくりな東出くんを見、ぽっちゃり体格になった松山くんを見、「これはなんぞや!?」と思いチラシを持って帰って調べたのがこの作品だった。

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これも、たまたまなんだけど、今年の夏ごろからマンガ『3月のライオン』にハマってしまい、将棋のことが気になりだしていた時でもあった。それに加え、このマンガに出てくる〈二階堂晴信〉というキャラクターが、村山聖さんをモデルにしていると聞いて、余計に観たくなった次第だ。
村山聖さんも、二階堂くんも周りの人達にとても好かれる人物。
言ってることややってることは、時にハチャメチャなんだけど憎めないところがある。

当の村山聖さんは、将棋以外はずぼらでだらしないところがあるけど、お茶目で純粋なところが周りの人達に愛れる理由なのかもしれない。
将棋に対する熱意は凄まじく、羽生さんのそばにいたいからと東京に引越すほど。
だからこそ悔しかったんだろう。膀胱がんを宣告された時、麻酔をかけると将棋ができなくなるから手術はしない!と言い放ったほど。

生きた時間は短いけれど、密度の濃い人生を送った村山聖さん。
自分のやりたいことに全力で向かっていった。
長く生きられない悔しさが、安易に「死にたい」という者を許せなかった。
はたして自分は全力で生きているんだろうか?
映画を観終わって、ちょっと恥ずかしい思いに駆られた。

そうそう、『3月のライオン』も実写化され、来年2部構成で公開予定!
観に行かねば!


                                  by 蜩

映画 『この世界の片隅に』

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何年か前に原作を読んでいたので、映画化すると聞いて「これは観なくては!」と。

のんびりやさんで、絵が大好きで、好奇心いっぱいのすずさん。
のんびりやなのは自覚しているんだけど、周りからあれこれ言われるのはちょっと辛い。これが自分なんだから仕方がないと、諦めてはいる。

いきなりの縁談で結婚したすずさん。
住み慣れた広島から呉へ。
環境が変わっても、次の日から自分はこの家で生活しなくてはいけない。戸惑いを抱えたまま、失敗を繰り返してだんだんその家の者になって行く。
そんなすずさんののんびりした日常に、戦争という影が襲いかかろうとしている。

テーマが重いはずなのに、上映中に何度も笑いが起きたのは、すずさんの天然ボケのおかげ。
そうなんだな。
戦争が迫ってきているといっても、普通の家庭では普通に日常を過ごしているだけなんだ。
ただ、物が無くなってきたり、制限がされたりと不自由にはなってきているけど、それならそれなりの生活をするしかないと考えを切り替えていくしかない。すずさんのいろいろ工夫して家事をする姿は、とても楽しそうに見える。

そして、運命の日。
それまでの画面では「○○年○○月」「○○月○○日」と書かれていたものが、「7月28日その9日後」となった。
爆弾で片手を失ったすずさんが、嫁ぎ先に迷惑がかかるからと実家(広島)に帰る決意をし荷物をまとめていたその時。
一瞬の光線に雷と勘違いする家族。その数分後、地震のような揺れと突然の激しい風。
外に出ると、巨大なキノコ雲が空を覆う。
「なんじゃったんだろ?」
経験したことのない情景に、それが原子爆弾だとわかるはずもない人たちは、ただ茫然とするだけだった。

終戦の時、理不尽さに怒るすずさんの姿が、あの時代の一般国民を反映しているかのように思えた。

死が目の前にある恐怖。
そんな日常の中にも、夫婦や家族、周りの人たちとの温かい繋がりがあるから、人は生きていけるんだな。


今回初めて“クラウドファンディング”というものを知りました。
エンディングのテロップで、たくさんの方の名前が流れているのを見て「これはなんぞや?」と思ったので黒猫に聞いてみると、
「賛同できる人を集めて出資してもらい企画を立ち上げること。写真家さんもよく使っているよ~」と。
で、調べてみると…
クラウドファンディング(英語:Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。
てな感じ。
皆で作った感があって、いいなぁ~と思いました。


                                   by 蜩
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